煩雑な配送仕分け作業のDX化を
dynaEdgeピッキング支援ソリューションにより短期間で実現!
導入製品・サービス
モバイルエッジコンピューティングデバイス dynaEdge DEシリーズ、
インテリジェントビューア AR100、ピッキング支援システムEQSURV Picking™
お客様情報 東京納品代行株式会社 様
ファッションを心で運ぶ。
お客様のニーズに敏感に対応し、常に革新的な物流サービスを提供し続ける東京納品代行株式会社 様。
東京納品代行株式会社 様は昭和45年創業。創業当時は主にファッションアパレル製品を中心とした百貨店などへの納品代行業務を手掛けていましたが、着実に業務範囲を拡大。現在ではロジスティクスの包括受注(サードパーティーロジスティクス)、商品管理および流通加工、物流コンサルテーション、物流情報処理サービス、国際一貫物流なども手掛ける企業へと成長しました。
お客様のニーズに敏感に対応し、常に革新的な物流サービスを提供することを通じ、より豊かで快適な社会作りに貢献することを存在意義としています。
システム導入後、これまで2人で行っていた作業が1人で行えるように、
1時間の処理商品数も1人あたり、200点→300点で1.5倍の効率化を実現
dynaEdge 導入事例 東京納品代行株式会社 様
「dynaEdge を活用したピッキングソリューション」(05:02)
- システム概要
- モバイルエッジコンピューティングデバイスdynaEdge DEシリーズ、ピッキング支援システムEQSURV Picking™の連携により、インテリジェントビューアAR100に商品棚の場所と作業内容を表示。店舗向け配送仕分け作業のDX化を実現しました。
- ピッキング支援システム EQSURV Picking™
- 作業者が身につけるインテリジェントビューアーAR100にピッキングや入庫に必要な情報を表示することで、ハンズフリーによる作業の効率化、時間の短縮、ミスの防止を実現するシステムです。画像識別シールを認識することにより、複数の棚や製品を同時認識できるため、大量に保管している製品の中から対象をスムーズに見つけることができます。
東京納品代行株式会社 様 インタビュー詳細
対象業務の課題紙ベースのリスト表をチェックしながらの作業には2名が必要、片手にハンドスキャナ、片手に商品を持っての作業には負担も
店舗向け配送仕分け作業の省力化・少人数化が課題
東京納品代行株式会社 様では、数百着、数千着といった大量のファッションアパレル製品を、量販店や百貨店などの各店舗に向けて発送する業務を行っています。
導入前の課題について、東日本事業本部 次長 浅井 敏弘 氏に伺いました。
浅井氏「商品を箱詰めして発送する前に、まずは紙ベースのリスト表に従って商品を各支店に応じた棚に収めるという工程があります。導入前には2人が一組となり、1人がリストを見ながらチェックし、もう1人がタグを確認してSKU読上げして振分け店舗を聞き棚に収納するという作業を行っていましたが、2人で作業するため相手のペースに合わせる必要があるなどの理由から業務効率が悪く、なんとか省力化、少人数化ができないかと考えていました」
建屋の制約などから、マテハンやGASの導入は困難
では、dynaEdge DEシリーズの導入を決めた理由は何だったのでしょうか。
浅井氏「 マテハン(マテリアルハンドリング)の導入も検討しましたが、建屋の間口が狭いことや作業場が4階にあり、縦搬送の面で不安があったことなどから断念しました。また、GAS(ゲートアソートシステム)の導入も検討しましたが、設備を増強する際に振分け間口数が限定されることでシステム改修が必須となることなどから断念しました。そんなとき、たまたま展示会でdynaEdge
DEシリーズを活用したピッキング支援システムが目に留まりました。本来、ピッキングは『棚から指定された商品を取り出す』もので、我々の行う『棚に指定された商品を収納する』配送仕分け作業とは真逆のものですが、話を伺ってみると配送仕分け業務にも活用できることが分かりました」
また、自社にマッチした点も多かったと言います。
浅井氏「 弊社では、必要に応じて作業場のレイアウトを変更することがたびたびあります。そういった際にも、マテハンやGASと違い、機器をそのまま使用できる点に注目しました。また、まずは少数台を導入し、既存のワークフローと共存して作業する「スモールスタート」が可能であることも、試験導入や予算などの面から好ましかったと言えます」
導入を決めたポイント
- 事業所の環境に合ったソリューション棚のレイアウト変更などにも柔軟に対応
- スモールスタートが可能既存のワークフローとの親和性
導入の目的業務を効率化するとともに、作業員の負担を軽減。
仕分け精度の向上などの副次的効果も
1人で作業可能、さらに作業スピードもアップ
では、導入後にはどのような効果が出たのでしょうか。作業現場の責任者を務める東京支店 東京FLC 課長 荒井 将行 氏に伺いました。
荒井氏「まずは量販店様向けの配送仕分け作業に導入しました。まず弊社の倉庫管理システムのデータをdynaEdgeにダウンロードし、ピッキング支援システムEQSURV Picking™が棚に添付した画像認識シールを読み取ることで商品を入れるべき棚を色枠と文字とで指示します。紙ベースのリスト表を使用していたときとは違い、リストをチェックする必要がなくなったため1人での作業が可能となり、1時間あたりに処理できる商品点数も1人当たり約200点から約300点まで増加しました」
ハンズフリー化で作業負担を軽減、仕分け精度も向上
効率化の他にもメリットはあったそう。業務を指導する傍ら、自らも作業に参加することもあるという東京支店 東京FLC 職長 大石 哲哉 氏はこう言います。
大石氏「ハンズフリーの作業が可能となり、作業者が棚への収納作業に集中できるようになった点は大きいと思います。また、件数はそれほど多くはないですが、導入前には例えばリストの『775』と『755』を読み間違えるミスなどもありましたが、導入後はスマートグラスに適切な品番が指示されるため、そうしたミスもほぼゼロまで減少しました」
導入効果のポイント
- 作業スピードのアップ2人で行っていた作業が1人で可能に、処理商品数も約200点 → 約300点に
- 作業者の負担軽減dynaEdgeとAR100の導入でハンズフリー作業を実現
- 仕分け精度の向上人為的なミスの発生件数をほぼゼロに低減
導入の効果より幅広い分野での応用も検討中。
百貨店様向け配送仕分け作業や流通加工の分野での効率化にも期待
最後に、今後の展開についてお聞きしました。
浅井氏「今後は百貨店様向けの配送仕分け作業にも導入を検討しています。棚数が約8000個と多いなど、まだ課題はありますが、量販店様向けとは違い、百貨店様向けは1点ずつ商品を取り出すピッキング作業を採用していますので、dynaEdge DEシリーズのピッキング支援システムがそのまま活用できるのではないかと期待しています。また、将来的には画像認識による検品など、流通加工の分野にも応用できると良いですね」
お客様のニーズに敏感に対応し、常に革新的な物流サービスを提供する東京納品代行株式会社様。今後もさまざまなITソリューションを活用したDX化への動きは続きそうです。
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東京納品代行株式会社 様
- 代表取締役:伊藤 裕之
- 創業:昭和45年2月
- 従業員数:2050名
- 本社所在地:千葉県市川市
東京納品代行株式会社 様が導入した製品・サービス
製品の導入・購入に関するご相談・お問い合わせ
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