みなさまに安心して使い続けていただけるように、dynabookでは開発段階から自社で厳しい評価基準を設け、さまざまな試験を行っています。dynabook Qualityを支える過酷な試験の数々をご紹介します。
日常生活の中で起こりうる落下や衝撃など、万が一の際にも、みなさまの大切なデータを守れることを基準に、過酷な試験を行っています。(*実施する試験の内容はモデルによって異なります。詳細は「dynabook 品質試験について」でご確認できます。)
PCをテーブルの上などから落とした際に、データを救出できるかどうか確認する試験。一般的なテーブルの高さと同等の76cmから鉄板の上に落とし、起動確認を行います。
満員電車など、液晶カバーに圧がかかることを想定した試験。液晶カバー全面に100kgf*の加圧を与え、液晶パネルが割れないことを確認しています。
*モデルによっては200kgf加圧。
ノートPCに水がかかってしまうアクシデントを想定。約30ccの水をかけ、3分間、電源が落ちたりしないかを確認します。もし誤って水をかけたときに、データを保存してシャットダウンを行うまでの時間を3分として検証しています。
歩行や自転車移動などで振動を受けることを想定し、テーブルを振動させてPCが壊れないか評価。さまざまな周波数で振動を与えます。XYZの3方向それぞれで振動を加えて確認します。
一般的にPCは4~5年使用するといわれており、使い方にもよりますが、キーボードの入力、PCの開閉、コネクタなど、可動部にはかなり負荷がかかります。あらゆることを想定し、それに耐久できる品質を追求しています。
実際の人の動きを想定し、キーの耐久性を確認しています。
押したキーの周囲がどのくらいたわむかを測定する試験。レーザーによりそのたわみ具合をミリ単位で測定。快適な打鍵感と正確なタイピングのために、キーボードの設計にフィードバックされます。
液晶を勢いよく閉じてしまうことを想定し、衝撃に対する耐久性を確認しています。
壊れやすい可動部分であるヒンジの耐久性の試験。ディスプレイの開閉を連続的に30,000回*実施し、PCのヒンジの強度や断線しないかなどを確認します。
*Vシリーズは360度開閉を連続して20,000回以上実施
コネクタの耐久性を確認する試験。コネクタ部分に角度をつけたこじり(回転)によるストレスを250回加え、接続部の耐久性を確認。結果は設計にフィードバックされます。
PC自体が発する音(ファンなど)がうるさくないか静音性を確認。また、スピーカーの音量や音声認識なども確認しています。
精密機械であるPCには、温度や湿度、静電気なども大きく影響します。過酷な環境でも快適に使い続けられるPCを目指しています。
温度0度、湿度0%の部屋と、温度40度、湿度90%の部屋に一定時間PCを設置。過酷な環境でも問題なく動作することを確認しています。
静電気によってPCに不具合が生じないか確認するテスト。日常でおこる静電気以上の電流でテストします。
dynabook1台に使われている部品は1,000点以上。みなさまの目には見えない細部にわたって徹底的にチェックしています。
基板上には電子部品が実装されており、使用しているときにどこに負荷がかかるかによってはんだ付け部にかかるストレスが変わります。そのため、さまざまな場所に力を加えてひずみを測定しています。
PC内部の断線など、外からは見えない部分を詳細に検証するための非破壊検査。レントゲンのように、何層にも重なる基板のはんだやヒンジ内部を確認できます。
パソコンの電波性能を調べる試験。外来電波を室内に通さない電波暗室の内壁5面に電波吸収体を設置し、パソコンが発した電波を計測しています。
その他、機種によっては天板やパームレストなどの一点に圧力をかける試験も実施しています。
「パームレスト加圧試験」
「マスク押圧試験」
「一転加圧試験」
dynabookは、機種により製品になった段階で第三者機関でも確認を行っています。世界でも厳しい品質基準として知られるアメリカ国防総省制定の「MIL規格(MIL-STD-810G)」に準拠したテスト*2を実施。みなさまのお手元に届くパソコンは、過酷な試験をクリアしているので日常生活で使う上で安心の強度を備えています。
>アメリカ国防総省制定の「MIL規格(MIL-STD-810G/810H)」に準拠したテストの詳細はコチラ
■dynabook 品質試験実施状況 –最新製品ラインアップ-
製品名 | 品質試験 | 第三者による 立会い試験 |
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法人向け モデル |
Web オリジナル モデル |
個人向け モデル |
落下試験 | 面加圧試験 | 防滴試験 | 振動試験 | キーボード耐久試験 | キーボードトランポリン試験 | ディスプレイ衝撃試験 | ヒンジ開閉試験 | コネクタこじり試験 | FAN静音性試験/スピーカー音圧試験 | 高温高湿槽試験 | 静電気試験 | PCBひずみ試験 | X-RAY試験 | 無線品質試験(シールドルーム) | 無線品質試験(電波暗室) | パームレスト加圧試験 | マスク押圧試験 | 一点加圧試験 | MIL規格準拠テスト | |
X83/LY | XZ/HY XZ/HW |
X8/Y X6/Y |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○/× | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
G83/MY G83/LY G83/KY |
GZ/HY GZ/HW |
G8/Y G6/Y GS5/Y |
○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○/× | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
GA83/XY | GA/ZY | - | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○/× | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | |
V83/LY V83/KY |
VZ/MY VZ/MX VZ/HW |
V8/W V6/W |
○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
SJ73/LY SJ73/KY MJ64/LY MJ64/KY |
MZ/MX MZ/LW MZ/MV SZ/MX SZ/LV SZ/LW SZ/MV |
M7/X M6/X S6/X |
○* | ○* | × | ○ | ○ | ○ | × | ○* | ○* | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × | |
RJ74/MY RJ74/LY RJ74/KY |
RZ/EX RZ/HX RZ/MX RZ/MW |
R9/X R8/X R7/X |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
P55/LY | CZ/MW PZ/MX PZ/MW PZ/MV |
C7/X C6/X C5/X |
○ | ○ | × | ○ | × | × | × | ○* | ○* | ○ | ○* | ○ | × | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | |
- | AZ/HW BZ/MX BZ/MW BZ/MV |
T9/X T7/X T6/X T5/X |
○ | ○ | × | ○ | × | × | × | ○* | ○* | ○ | ○* | ○ | × | × | ○ | ○ | × | ○ | ○ | × | |
B75/LY/KY B55/LY/KY B45/KY |
- | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○/× | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × | |
K70/HY | KZ20/X | K2/X | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○* | ○ | × | ○* | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
C70 | - | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○* | ○ | × | ○* | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | テスト 実施予定 |
※: 表は最新モデルのみ掲載。上記以外のモデルについても品質試験を実施しています。各製品ページもあわせてご確認ください。
*1 無破損、無故障を保証するものではありません。これらのテストは信頼性データの収集のためであり、製品の耐落下衝撃性能などをお約束するものではありません。また、これらに対する修理費用は、保証期間内でも有料になります。
*2 無破損、無故障を保証するものではありません。MIL規格に基づいて、一部当社が設定した試験条件に従い試験しています。これらのテストは信頼性データの収集のためであり、落下、衝撃、振動または使用環境の変化などに対する製品の耐久性をお約束するものではありません。また、これらに対する修理費用は、保証期間内でも有料になります。
※各試験は無破損、無故障を保証するものではありません。
※各試験は信頼性データの収集を目的として実施しているものであり、製品の耐落下衝撃性能や耐浸水力、耐加圧性能などをお約束するものではありません。また、これらに対する修理対応は、無料修理ではありません。落下、浸水後はかならず点検・修理(有料)にお出しください。
※浸水・排水処理後には、点検と修理(有料)が必要となります。
※モデルにより実施する試験項目は異なります。
※落下試験・防滴試験は、第三者機関で実施する耐久テストとは別に、当社にて独自の基準で行っている耐久テストです。