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トレンドに振り回されない「生成AI時代」の法人PC選び、「本当に」重要なポイントは?

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2025年10月のWindows 10のサポート終了、生成AIの処理に最適化された「AI PC」の登場などを受けて、そろそろ次のクライアントPCを検討している企業は多いのではないだろうか。しかし、従業員の生産性を左右する大切なPCを、一時的なトレンドや流行だけで選択して本当に大丈夫だろうか? ここでは、本格的な生成AI時代を迎えるにあたって、法人向けPCが備えるべき本当の条件を考えてみたい。


生成AIをPCで活用する時代に備えて、企業が選ぶべきクライアントPCの要件とは?(Photo/Shutterstock.com)生成AIをPCで活用する時代に備えて、
企業が選ぶべきクライアントPCの要件とは?
(Photo/Shutterstock.com)

トレンドの「AI PC」、だからこそ注目すべき製品選びのポイント

 ChatGPTを初めとする生成AIは、すでに我々の生活に溶け込み始め、社員の活用を積極的に推進する企業も増えてきた。その背景には、1人ひとりの生産性を向上させて、今後も続く労働力不足に対応しようとする意図があるのは明らかだ。

 こうした環境変化の中で、その役割がより重要になっているのがクライアントPCだ。「AI PC」という新しいジャンルが登場しているのが、その象徴だろう。AI PCとは、AI処理を高速化するため、CPUやGPUに加えてNPU(ニューラルプロセッシングユニット)というプロセッサーを搭載したPCを指す。

 AI PCはこれから徐々に台頭していくと見られるが、現時点でPCを選ぶ際に、その性能が本当に必要かどうかはしっかりと見極めなければならない。ChatGPTのようにクラウド上で動作するサービスを利用するならば、NPUの恩恵は限定的だからだ。

 そこで実際的な生成AI活用を考えたときに、プロセッサーと同様に注目すべきポイントがある。それは意外にも「バッテリー」だ。

 生成AIの処理には、CPUやGPUに大きな負荷がかかる。NPUを搭載したAI PCならCPUやGPUの負荷は下げられるが、それでもトータルでの負荷は高くなる。その結果、バッテリーへのストレスはこれまで以上に高まるだろう。

 特に法人向けPCでは、バッテリー性能は従業員の生産性を左右する重要な要素だ。万が一、AC電源のない環境でバッテリーが故障したら、業務が停止してしまう。バッテリーはどうしても経年劣化するパーツなので、PCのそのほかの動作は問題なくても、バッテリーだけが故障するケースも多い。もしもバッテリー交換が必要になったら、保守に出して戻ってくるまでに1週間はかかってしまうだろう。

 このように、これからのPC選びでバッテリーが重要なポイントとなるのは間違いない。バッテリーの観点から法人向けPCを検討したとき、どのような選択肢が最適になるのだろうか?

バッテリーをユーザー自身が交換できるメリット

 前述の通りバッテリーは、PCパーツの中でも特に劣化が避けられない部品だ。経年劣化で徐々にバッテリー駆動時間が短くなり、せっかく持ち運びしやすい軽量モバイルPCを利用しているのに、ACアダプターを持ち歩いているビジネスパーソンは多い。

 こうした現状について「バッテリー駆動時間が短いために、コンセントがないとまともに使えないとしたら、モバイルPCを選ぶ意味はありません」と述べるのは、Dynabook 国内マーケティング本部 本部長 杉野 文則氏である。

Dynabook 国内マーケティング本部 本部長 杉野 文則 氏Dynabook 国内マーケティング本部 本部長 杉野 文則 氏

 こうしたモバイルPCの現状に一石を投じ、今、多くの企業から注目されているのが「dynabook X83 CHANGER」である。

「セルフ交換バッテリー」機構を採用したプレミアムモバイルノートPC 「dynabook X83 CHANGER」「セルフ交換バッテリー」機構を採用した
プレミアムモバイルノートPC
「dynabook X83 CHANGER」

 基本的なスペックは後述するが、最大の特徴は、ユーザー自らが交換できる「セルフ交換バッテリー」を搭載していることだ。筐体裏の2本のネジを回して蓋を外せば、簡単にバッテリーを交換できる。ネジの脱着は、家庭にある一般的なドライバーで可能だ。

「実は、開発途中まではPC用の小さいネジでした。しかし、これでは特殊なドライバーが必要になり、一般ユーサーには不便であると判断し、途中で設計を変更しました。また、安全性を考慮して、バッテリーには金属板を入れ強度を保ち、さら強度・絶縁性に優れたフィルムで保護、バッテリー交換時にPC内部の基板に触れることなく交換できるように工夫しました」(杉野氏)

家庭にあるような通常のドライバーで簡単にバッテリー交換が可能家庭にあるような通常のドライバーで
簡単にバッテリー交換が可能

 なお、バッテリーをカードリッジのようなパックにして交換可能にする方法もあるが、それではどうしても分厚く、重くなってしまう。このため、カートリッジ形式は採用しなかったということだ。

「また、交換時になくならないように、ネジは蓋から外れない構造になっています。さらに、交換用のバッテリーにはドライバーが付属していますので、出張先や屋外など、ドライバーが手元にない環境でも安心して交換していただけます」(杉野氏)

 実際に作業してみると、何の前提知識がなくても3~5分あれば交換できる。実際の交換作業は、YouTubeにアップロードされている動画でも確認可能だ。

  • ※再生ボタンをクリックすると、YouTubeに掲載している動画が再生されます。
  • ※YouTubeは弊社とは別企業のサービスであり、各サービスの利用規約に則りご利用ください。

 なお、バッテリー駆動時間は動画再生時で約10時間/アイドル時で約26時間(いずれもJEITA3.0による値)と、1日の業務ではまず安心なバッテリー駆動時間を備えている。

豊富なインタフェースとストロークの深さにもこだわったキーボードの操作性

 ここで、改めて「dynabook X83 CHANGER」の基本スペックを確認しておこう。CPUは第13世代インテルCoreプロセッサーで、高速なLPDDRメモリを搭載する。画面は表計算ソフトやWeb閲覧に適した縦長比率16:10の13.3インチのノングレア液晶ディスプレイである。

 特に注目したいのは、豊富なインタフェースだ。USBはType-Aが2個、Type-Cが3個用意され、標準タイプのLANコネクタ、HDMI出力端子、microSDカードスロットが備わる。Type-A、Type-Cともに筐体の両側面に用意されているので、接続時の利便性も高い。

USB端子はType-Aが2個、Type-Cが3個の計5個用意される。LANポートも標準タイプのものが実装されている。ハブなどで拡張するまでもなく、ビジネスに必要なインタフェースはひと通り揃っていると言って良いUSB端子はType-Aが2個、
Type-Cが3個の計5個用意される。
LANポートも標準タイプのものが実装されている。
ハブなどで拡張するまでもなく、ビジネスに必要な
インタフェースはひと通り揃っていると言って良い

「インタフェースを削れば、筐体を薄く、軽くすることはできます。しかし、本製品では必要なインタフェースを搭載しつつ、1kgを切ることにこだわりました。製品を買い換えるタイミングで、以前あったインタフェースがなくなっていると、戸惑われるお客さまが少なくありません。本製品では、そういうことがないようにしました」(杉野氏)

 いつもは使わなくても、環境が変われば必要になるインタフェースは少なくない。たとえば、Wi-Fi環境の整備された国内であれば使わないLANポートも、環境が整備されていない海外等では必須になることは多い。

「特にこの製品は、建設や重工業系の企業のお客さまにも広く導入されているため、さまざまな環境、過酷な環境で利用されることが想定されます。このため、安易にインタフェースを減らすことはしませんでした」(杉野氏)

 操作性にもこだわっている。キーボードはキーストローク2㎜と1.5㎜を用意し、好みに応じて選択可能だ。また、タッチパッドには、操作性と操作感を考慮して独立したボタンが装備されている。モバイル通信機能は、4G/5Gのモデルが用意され、いずれも物理SIMとeSIMが使えるデュアルSIM対応だ。

「カラーは濃い目のブルーを採用し、筐体全体に丸み持たせて、手で持ちやすいデザインを追求しています。もちろん、第三者認証機関による各種耐久テストで堅牢性も徹底検証していますので、安心してお使いいただけます」(杉野氏)

手に馴染みやすい筐体デザインと驚異的な薄さ、軽さ。「持ち運び」が苦にならないPCに仕上がっている手に馴染みやすい筐体デザインと驚異的な薄さ、軽さ。
「持ち運び」が苦にならないPCに仕上がっている

柔軟な電源管理が可能で、運用管理の支援サービスも提供

 ユーザー自らバッテリーを交換できる「dynabook X83 CHANGER」は、電源管理の仕組みも優れている。

 モバイルPCのバッテリーにとって最もよくないのは、AC電源につないで100%充電のまま放置することだ。この状態を続けると、バッテリーの劣化が早くなってしまう。そこで多くのPCメーカーでは、充電を80%で抑えることが一般的になっている。これにより、バッテリーの寿命を延ばせるからだ。

「しかし、それではバッテリーの性能を100%発揮することはできません。そこでdynabook X83 CHANGERには、AC電源に7日間つなぎ続けると自動的に80%充電に切り替え、それ以外は100%になる『オートモード』という機能を用意しました。また、ある一定温度を超えると自動的に放電し、100%にならないようにすることで、電源の安定性と安全性を担保する仕組みも搭載しています」(杉野氏)

 さらに、BIOSにも電源管理の機能が用意されている。「Battery Optimized mode」という設定があり、用途によって「パフォーマンス」「バランス」「ローパワー」の3つを選択できる。

 また、法人向けPCでは運用管理も重要になる。そこで提供されているのが「LCM運用サービス」だ。

「これは、クライアントPCの計画・調達から導入・展開、運用、保守、廃棄までのライフサイクル全体を支援するサービスです。PC管理業務をアウトソーシングできるので、業務全体を効率化し、本来注力すべき業務に集中していただけます。さらに今後は、モニタリングによるバッテリー寿命予測や、生成AIを活用したヘルプデスクサービスの提供も予定しています」(杉野氏)

 また企業にとって、2025年10月に迫ったWindows 10のサポート終了への対応は喫緊の課題だ。すでに検証を開始している企業も少なくないと思うが、こうした企業も、ぜひ「dynabook X83 CHANGER」に注目してもらいたい。Windows 10からWindows 11への移行にも柔軟に対応できるので、ぜひ、お気軽にお問い合わせいただきたい。

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