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働き方改革の機運が高まり、在宅勤務、モバイルワーク、テレワークなどのワークスタイルが注目されています。しかし、時間や場所にとらわれない多様な働き方を実現するには、強固なセキュリティが不可欠といえます。
その解決策として期待されているのが、データを端末に保存しないシンクライアントです。USBブート型シンクライアントVirtual Connectは、専用のUSBメモリ(起動USBメモリ)を使用してPCを起動することにより、PCをシンクライアントとして利用できるソリューションです。VPNを経由して会社内のPCに接続、リモートデスクトップ クライアントとして動作します。
端末にデータを残さないシンクライアントは、社外でPCを利用する際に重要なデータを持ち出す必要がないため、情報漏えいや盗難、紛失のリスクが低減できます。しかし、仮想デスクトップ(DVI)やブレードPCを利用するシンクライアント環境は、大掛かりなコストや構築期間を要します。Virtual Connectは、自宅PC、モバイルPCと、社外から社内PCにアクセスするためのVPN環境さえあれば、容易にシンクライアント環境を構築できます。
Virtual Connectは、起動USBメモリから起動後、VPN接続、リモートデスクトップ接続を行い社内PCに接続します(各々のユーザー名、パスワードの入力によって社内PCへ接続*2)。また、利用者の利便性を高めるために、起動USBメモリにPC接続情報ファイル*3を保存したり、「Virtual Connect管理サーバー」を設置することにより、VPN接続時に入力した情報(ユーザ名、パスワード)に従って、接続先PCのIPアドレス、ログオンユーザー名を自動入力することができます。
*1 本製品は、日本国内でのご使用をお願いいたします。
*2 リモートデスクトップ接続時は社内PCのIPアドレスも入力が必要です。
*3 社内PCのIPアドレス、リモートデスクトップのユーザー名などを記述したファイル。
Virtual Connectで起動したPCのHDD/SSDなどの内蔵ストレージ、USBメモリやSDカードなどの外部ストレージにはアクセスできません。Virtual Connectで起動したPCでは社内PC内のデータ保存、持ち出しができないため、情報漏えいのリスクを低減できます。
万が一、接続元PCにウィルスが潜在していても、社内PCに影響を与えません。利用に必要なパスワードはVirtual Connectの起動USBメモリには保存しませんので、仮に起動USBメモリが盗難、紛失にあっても、不正アクセスを防止できます。
自宅のPCをVirtual Connectで起動すれば、社内と同じPC環境で業務を遂行できます。災害によって交通機関が遮断されたり、インフルエンザやパンデミックなどで出社ができない状況になっても、自宅のPCで業務を継続できます。自宅のPC内のストレージやUSBメモリなどに、機密データを保存することはできないので、セキュリティも担保できます。
出張での移動時間、移動中の隙間時間も、Virtual Connectを使えば、セキュアに社内のPCと同じ環境が利用できます。
※ 本製品は、日本国内でのご使用をお願いいたします。
接続先PC:Windows 10/Windows 11のいずれかで、リモートデスクトップ設定が有効なPCが起動していること
クライアントPC:USBメモリから起動可能で、x86系64bit CPU搭載PC(メモリ4GB以上)
管理サーバー・Wake On LANサーバー:Windows 2016以降で、Microsoft SQL Server 2016 SP3以降(SQL Server Express含む)
VPN環境(Cisco AnyConnect®、PPTP、L2TP/IPsec、OpenVPN®、FortiGate® IPsec)
インターネット接続環境(有線または、無線接続)
※ 条件を満たすすべての機器について動作を保証するものではありません。ご導入にあたっては、事前にお客様環境にて検証をお願いいたします。詳しくは、弊社営業までお問い合わせください。
※ 本製品は、日本国内でのご使用をお願いいたします。本製品の海外への持ち出しは禁止いたします。本製品は、「外国為替および外国貿易法」等日本国および米国ならびにその他諸外国の輸出、再輸出または輸入に関連する法令等により規制の対象となる場合がありますので、同法遵守のうえ、ご使用をお願いいたします。