dynabook R73 開発者インタビュー
私たちの製品開発の原点はお客様の声に耳を傾けること。これまで培ってきた技術とノウハウは、お客様の声を形にする過程の中で生まれてきました。dynabook R73の開発も「お客様が望む理想のモバイルPCとはどのようなものか?」その声を聴くところからはじまりました。
「軽くて薄くかさばらないほうがよい」「高性能で起動速度が速いとうれしい」「バッテリー駆動時間が長いと助かる」「インターフェースは数多く必要」など、お客さまの求める要望は多岐にわたります。私たちはそういったお客様の声ひとつひとつを真摯に受け止め、R73の設計に落とし込むところからスタートしました。
2015年11月東芝調べ。お客様アンケートより
お客様のご要望を整理していくと、モバイルPCに求められているのは薄型化・軽量化などの「携帯性」と、高い処理性能や、キーボードの打ち心地、インターフェースの拡張性などの使いやすさ、つまり「操作性」です。この二つを両立することは技術的に非常に難しいことです。しかし、お客様の声をカタチにすることこそが私たちの開発の原点、この高い理想の追求に終わりはありません。
私たちは、1985年に世界初のノートPC*1を発売して以来、「PCは人の役に立つもの、人の可能性を広げるもの」という考えのもと製品づくりをしてきました。この理念のもと、お客様の声にお応えし、いままでも、これからも、私たちはより高い次元で「携帯性」と「操作性」の両立を追求し続けていきます。
もうひとつ大切なことは「運用のしやすさ」です。PCのトラブルは企業の生産性の低下に直結します。運用管理を担うIT部門としては、堅牢性や壊れにくさ、トラブルの少なさなど運用管理のしやすさも重要です。しかし、この「運用のしやすさ」もまた、「携帯性」と「操作性」との両立が非常に難しい要素でもあります。私たちは、「携帯性」と「操作性」、さらには「運用のしやすさ」、を兼ね備えたモバイルPCこそ、ユーザー部門・運用管理部門すべての生産性向上につながるカギだと考え、その実現を追求しています。