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情報システム担当者が知っておくべきウーマノミクス 後編「働く女性たちの座談会」

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情報システム担当者が知っておくべきウーマノミクス

後編 働く女性たちの座談会

当事者の女性が語る「ウーマノミクス」のリアル、必要なデバイス

前編ではウーマノミクスについての基礎的な知識や課題、情報システム担当者に求められることを見てきましたが、後編では実際に企業で働く4人の女性に登場いただき、現場の声を伺います。モデレーターに八木ひとみさんを迎えて開催された座談会から、企業による制度整備の実情や、情報システム担当者が知っておくべき「女性活躍に必要なデバイス」を見ていきましょう。

モデレーターのご紹介
八木 ひとみさん
八木 ひとみさん

キャスター。2008年に山口朝日放送に入社し、2011年の同社退職後、フリーのアナウンサーに。現在はNHK BS1の番組「経済フロントライン」にレギュラー出演するなど、経済ニュースの分野を中心に活躍している。

スピーカーのご紹介
  • Aさん
    Aさん

    28歳、メディアモニタリング会社勤務。
    調査部に所属。 既婚、子供はいない。

  • Bさん
    Bさん

    32歳、鉄道会社勤務。IT系のグループ企業に出向中。
    既婚、妊娠中でこの冬より産休に入る予定。

  • Cさん
    Cさん

    31歳、ウェブ制作会社勤務。ウェブ・ディレクター。
    既婚、子供(1歳)はひとり。
    現在育休中。2018年4月に職場復帰の予定。

  • Dさん
    Dさん

    33歳、食品メーカー勤務。営業推進部に所属。
    既婚、子供はふたり(0歳と2歳)。
    現在、2度目の育休中。

CHAPTER.1 それぞれの制度・利用状況

  • 八木さん

    まずは、みなさんがいまどのように働いているのかをお聞きしたいと思います。

  • Aさん

    私の担っているメディアモニタリングという仕事は、具体的には大量の雑誌と新聞を毎日読んで、クライアントのマーケティングのための材料を集めるものなんですね。基本的にはオフィスから一切出ずに仕事をしています。

  • Bさん

    いま妊娠8か月で、出産後に育休に入る予定です。勤務している鉄道会社はグループ企業がたくさんあって、私のように出向している人も多いですが、制度は出向先ごとに異なるので、産休・育休を取るタイミングで親会社に戻るケースがほとんど。なので、私も出産を機に環境がまた変わってきますね。

  • Cさん

    1歳の子供がいるので育休を取っていて、子供を預ける保育園が決まれば4月から仕事に復帰する予定です。保育園に入れるかどうかは2月に決まる予定で、ダメだった場合は育休を延長せざるを得ないですね。子供が2歳までは育休を取ることができます。

  • Dさん

    3年前に1年ほど産休と育休を取り、その後に復帰をして、いまは2人目の子供の出産を経て育休中です。産休・育休以前は営業のサポートで全国に出張していましたが、復帰後はPCでデータを調べたり、資料を作る業務が多いですね。

  • 八木さん

    Dさんは2度の育休の間に職場復帰されているんですね。その時期はどのように働いていたんですか?

  • Dさん

    9時~17時半が定時ですが、私は保育園に子供を迎えに行く時間を作るために、時差勤務で8時~16時半で仕事をしていました。それから、テレワークも併せて利用しています。例えば、朝の5時半から自宅で30分仕事をして、出勤を10時にさせてもらう。妊娠中は通勤ラッシュを避けるために、この制度を使っていました。

  • 制度はあっても利用しづらい理由

  • Aさん

    私の会社でも最近になって、そういうフレキシブルに働ける制度が導入されたところで、育休から復帰して時短勤務、時差勤務をしている同僚もいます。ただテレワークはできませんし、仕事で扱うシステムをスマートフォンやタブレットで利用することも認められていません。たくさんの情報をチェックする仕事ですが、いまだにノートに書いて情報をまとめているんです(笑)。デバイスで情報管理ができれば、外でも仕事がしやすい。そういった働き方を求める声も社内で上がってきていますね。

  • Cさん

    私はクライアントのオフィスに常駐する形で仕事をしていて、働き方も常駐先によるんですが、産休前の会社ではテレワークはできませんでしたし、やはりデータの持ち出しが禁止なので、職場で仕事を完結させなければいけませんでした。ウェブ制作はPCがあればできますし、テレワークができるよう改善されたらいいのですが。

  • 八木さん

    Cさんは育休から復帰されたらどのように働かれますか?

  • Cさん

    時短勤務は利用できますが、そうすると給与が時給制になって大幅に下がってしまうんです。それで、復帰しても続けられずに辞めてしまう人がとても多い。私も時給制で働くのは嫌なので、時差勤務で働けないか相談するつもりです。

  • Bさん

    私は産休後、時短勤務を利用するつもりです。ただ、私の働いている鉄道会社はずっと男性ばかりの業界で、その体質を改善しようと10年前くらいから総合職で女性社員を積極的に採用するようになりました。そのため、最近になって子供が生まれて、いろんな制度を利用する社員が一斉に出てきたこともあって、会社からは「時短制度での短縮は1時間に抑えてほしい」というプレッシャーが暗にかかっています。時差出勤でフルタイムで働くことを憚られる空気もありますね。会社は、1時間早く出勤して1時間時短で働くことを推奨しているんです。

  • 八木さん

    それは理不尽ですよね。制度はあっても利用しづらい状況がある。お話を伺っていると、Dさんの会社はかなり進んでいるように感じます。

  • Dさん

    会社として、制度をしっかり整備していることをアピールしていることもあって、働く環境にはとても恵まれています。育休段階での退職者は0%ですし、マネージャークラスの人も育児の段階を把握していて、保育園から急な連絡が来ても快く送り出してくれますね。

CHAPTER.2 現場が求めている支援とは

  • 八木さん

    ここまで皆さんの職場環境や制度の現状について伺ってきました。そのうえで、 どの ような支援が欲しいと感じられていますか?

  • Aさん

    子供が病気の時にサポートしてほしい方は多いのではないでしょうか。子供が病気がちで入退院が多い友人が、対応するために有給休暇を使い切ってしまい、子供のための休みをもらおうと会社に掛け合っても「前例がない」と断られたそうなんです。

  • Dさん

    私は妊活の通院に対する支援があれば良いなと思います。妊活は、病院から「明日来てください」と言われることもよくありますし、なかなか言いづらいことなので、制度として用意されていたら、すごく助かると思うんです。

  • Bさん

    しっかりした制度も必要ですし、周りの人たちがサポートしてくれる体制、意識があるだけでも助かりますよね。

  • Aさん

    そうですよね。また、周りを見ていると、「その人しかわからない仕事」が多すぎる気がします。ひとり休むと滞ってしまうケースがとても多い。私の会社では、案件をクラウド上のフォルダで共有する取り組みが昨年から始まって、少しずつ改善されてきました。

  • 育児をサポートする環境が不可欠

  • 八木さん

    ワークシェアリングも含めて、周囲のサポートは大切ですよね。その意味では、家庭内の支援も欠かせないと思います。男性が育休を取りやすい環境も求められているのではないでしょうか?

  • Dさん

    男性が育休を取りづらい雰囲気はまだありますね。私の会社では、小さな子供がいる男性社員は「僕はイクメンです」という旗をデスクに立てることになっています(笑)。そうやって社内でフォローしやすい風土を作っているんです。
    育児のサポートとしては、マネージャークラスに女性を増やす取り組みも行われていて、育休後もフレックスに働きつつ、育児が落ち着いてきたらまた仕事を頑張れるように努力しています。

  • Aさん

    私の職場も役員や管理職の半分が女性ですが、出産を機に役職を降りる人もいて、これは時短勤務にせざるを得ないことが理由なんです。課長職だった人が出産を機に平の社員になって時短で働くケースを見ると、子供を持つタイミングについても悩んでしまいます。

  • Bさん

    確かに昇級する前に育休を取るべきかな、などと考えてしまいますね。

  • 八木さん

    育休を促す制度はよく聞きますが、職場復帰を促す制度も必要ですよね。ある企業の取り組みとして、出産後の半年以内に復帰すると、保育園代や両親がサポートに来るための旅費を60万円援助するそうです。

  • Cさん

    保育園の問題は本当に悩ましいので、そういった支援があったらとても心強いと思います。私も4月に保育園へ入れなかったら育休からの復帰を延期するしかないですし。

  • Dさん

    私の会社では復帰したタイミングで保育園に入れなかった場合に、最大で半年間ベビーシッターの費用を補助する制度が作られました。フルタイムで依頼すると50万円ほどかかるうちの45万円を補助するというものです。「ベビーシッターまで利用して復帰した」という事実があると、翌期の保育園に入園しやすくなるメリットがあるんですね。

CHAPTER.3 働く女性を支えるデバイスとは

  • 八木さん

    これまで伺ってきたようなさまざまな制度を利用しながら、女性の働きやすい環境を整えるにあたって、どのようなデバイスが求められるでしょうか。

  • Bさん

    私は持ち運びやすい、薄くて軽いモデルを選んでいます。ACアダプターは重くて携帯したくないので、内蔵バッテリーが長持ちすることも条件になりますね。

  • Dさん

    子育てをしながら働いていると、ノートPCを持ったままベビーカーを引いて、買い物に行ったりする場合もありますし、扱いも荒くなってしまいます。だから丈夫さが必要ですね。テレワークで仕事をする時はデスクから動かさないので、そこまで軽さは重視しませんし、小さくなくても扱いやすい方がいい。でも出張する時は、やはり軽い方が良いので、用途に応じてデバイスを使い分けられるのが理想的かもしれません。

  • Cさん

    ウェブ制作という職業柄、重いデータのファイルも常に扱いますし、ディレクターとして指示を出す立場なので、どこでもすぐメールの確認と送信ができるようにしておきたいんです。容量が大きくて、処理能力が高くて、動作も速い。そういうしっかりしたスペックのノートPCが前提になりますね。それから子育てをしながら働くことを考えると、片手で操作しやすい、打ち込みやすいモデルがあると嬉しいです。

  • Aさん

    私は資料を見ながら仕事をするので、確かに片手で操作できると楽ですね。マウスなしで快適に扱えるデバイスだとストレスなさそう。タッチパネルのモデルやタブレット一体型が導入されたら嬉しいです。

  • デバイスをしっかり活用するために

  • 八木さん

    テレワークでは、デバイスを通じてコミュニケーションを取ることも多いと思います。PCのカメラを使ってウェブ会議を行う機会はありますか?

  • Dさん

    社内で、他のオフィスとのウェブ会議をしたことはあります。特定の場所に集まる必要がないのは本当に楽だなと感じました。

  • Cさん

    カメラで顔を突き合わせながら、並行して資料も共有できるのはいいですね。その意味でも、処理速度などある程度のスペックが求められるように思います。

  • 八木さん

    なるほど、テレワークなどで社外にデバイスを持ち出すにあたっては、情報セキュリティ対策も必要ですよね。

  • Dさん

    しっかり情報を守る機能があると安心ですね。ですが、会社の方でリスクを管理する体制を作ることが前提になるのではないでしょうか。

  • 八木さん

    そうですね。「このデバイスの機能を使って、こういう働き方ができる」ということが見えても、それを受容する職場環境が整っていないと意味がない。デバイスを有効に活用する意味でも、さまざまな働き方ができる環境作りが企業には求められるかもしれません。

CHAPTER.4 座談会を終えて

お話を伺って、産休・育休やフレキシブルな就業形態など、女性をサポートする制度は、程度に差はあれどそれぞれの企業で整備が進んでいるようでしたし、社会全体で働きやすい環境を作ろうとしている動きを感じました。ただ、制度の大きな枠組みはできていても、それをどう利用して、どう働きたいのかは人によって異なるし、それぞれのパーソナルな要望にまだまだ対応できていないのかもしれません。働き方の選択肢を増やす努力が企業に求められているように思います。子供を育てたり、家事をしながら働くことは女性だけの問題ではないですし、だからこそ、より柔軟性を持った制度整備が必要ですよね。

そして、人それぞれ求めるものが異なるのはPCなどのデバイスにも通じることですよね。子供を育てながらテレワークをする時は、多少重くても頑丈な方が良いというお話は、実際にそうやって働いている人ならではのリアルな意見と感じましたし、一方で軽さを重視する人もいる。処理速度も鍵になってきそうです。dynabookには処理能力に秀でたノートPCやタブレットとしても扱える2in1、持ち運びやすさを追求した薄くて軽いモデルなど、さまざまな機種があります。現場のニーズと、それに応えるモデルを知り、最適なデバイスを選ぶことが情報システム担当者に求められますね。

座談会にて女性たちが上げたデバイス選びのポイント座談会にて女性たちが上げたデバイス選びのポイント高いモビリティと堅牢性・持久性、そしてintelの高性能CPUを搭載したdynabookは、これらの具体的なリクエストに応える豊かな機能性を備えています。女性の多様な働き方をサポートする最適なデバイス、それがdynabookです。

  • dynabook VC72

    dynabook VC72

    優れた処理能力とタブレットとしても使える機動性を一台に集約。メインマシンをカジュアルに持ち出し、思いのままに扱うことを可能にするコンバーチブルモデル。

  • 薄型・軽量化を実現しながら、堅牢性も兼ね備えたビジネスモバイル。メインマシンに最適なパフォーマンスとモビリティを両立し、光学ドライブも搭載可能。

  • 長時間のバッテリー駆動と、使いやすさを追求したフルサイズキーボード。豊富なインターフェースを備え、 パフォーマンスと堅牢性も妥協しないビジネスモバイル。

  • 薄型、軽量、長時間駆動とモビリティをあらゆる面から徹底して追求。過酷なテストを経て、モバイルワークに求められる高い堅牢性も実現。

※Intel、インテル、Intel ロゴ、Intel Core、Core Inside、Intel vPro、vPro Inside、Thunderbolt、Thunderbolt ロゴ は、アメリカ合衆国および/またはその他の国における Intel Corporation の商標です。


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