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dynabook K50、dynaSchool Account Manager、TruNote、TruRecorder、TruNoteShare、TruCapture

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dynabook K50、dynaSchool Account Manager、TruNote、TruRecorder、TruNoteShare、TruCapture

福岡県大野城市は2020年、GIGAスクール端末として小・中学校の児童・生徒、教員向けにdynabookのPC「K50」を導入し、21年から本格的な活用を開始している。学習アプリケーションやアカウント管理ツールなど、Dynabook独自の機能・サービスを駆使して、どのような教育を行っているのか。学校への導入から運営までを主導した同市教育委員会の副島康司氏に、その活用法や効果について話を聞いた。

優れたコストパフォーマンス「dynabook K50」を選択

大野城市教育委員会 教育振興課 係長 副島 康司 氏
大野城市教育委員会 教育振興課 係長
副島 康司

 福岡県中西部に位置する大野城市は、福岡市のベッドタウンとして栄え、人口は約10万人。市内には15の小・中学校があり、約9,400人の児童・生徒が学んでいる。同市は、ここ数年間にわたって、ICT環境の整備を着々と進めてきた。2015年に児童・生徒の出欠や名簿などを統合的に管理する「校務支援システム」を導入。その後、2019年にはパソコン教室にあるデスクトップPCをタブレットに変更し、普通教室でもICT教育を行えるようにした。そして2020年、GIGAスクール構想に基づいて、1人1台端末体制を整えた。
 大野城市が小・中学校の1人1台端末として導入したのは「dynabook K50」である。児童・生徒用に約9,000台、教員用に約400台、合わせて約9,400台のdynabook K50を導入し、2021年の4月から本格的な活用を進めている。

 なぜ、Dynabookの端末を選んだのか。その理由について、同市教育委員会 教育振興課 係長の副島康司氏はこう語る。「高校や大学、社会人になっても使いやすいということから、まずOSをWindowsに絞りました。機能面では、小学校1年生から中学3年生までが使う点に留意して、取り外しのできるデタッチャブルタイプを選択。そのほか、子どもたちの持ち歩きに適した重量や堅牢性、導入後のサポートなどを考慮した結果、入札を経て、dynabook K50に決まりました」

 導入して実感したのは、機能面での優位性はもちろんのこと、学習アプリケーションやアカウント管理ツールなども含め、総体的に優れたコストパフォーマンスであったという。「予算内で教員用の端末に電子ペンを搭載できたことは、活用を進めるうえで大きなポイントでした」 (副島氏)

幅広い教科で端末活用が進む アカウント管理ツールの利便性も実感

 端末導入後の1年を振り返って、副島氏は「活用は幅広い教科で広がりを見せています」と、その手応えを話す。

 中学の社会の授業では、生徒がdynabook K50を活用して、東西冷戦時代についてのレポートを作成した。ネットでの「調べ学習」や画像の挿入などを効率的に行うことで、これまでであればレポートの完成までに2、3コマを要していた授業が1コマで済んだという。

dynabook K50を活用した中学校の授業風景dynabook K50を活用した中学校の授業風景

 また、体育のバスケットボールの授業でも活用。各チームに分かれた生徒たちは、試合前にコートを図示した端末の前に集まってポジションの確認をするなど、戦略を考えるツールとして使っている。そのほか、大型提示装置を用いた指導者用デジタル教科書と連携させて日常的に使用するなど、主要5科目はもちろん、実技科目や校外学習、自由研究など、幅広い学びでの端末活用が進んでいる。

堅牢で持ち運びやすいから、野外学習にも便利堅牢で持ち運びやすいから、野外学習にも便利探究学習など、多様なシーンで活用探究学習など、多様なシーンで活用

 現場の教員からは、「端末を利用することで、今まで手を挙げることに消極的だった児童・生徒の意見が分かるようになった」「インターネットの調べ学習では、卓越した調査能力を発揮する子どもがいて、驚いた」といった声が上がっている。また、「端末を通じて児童・生徒全員の学びが可視化されたことで、個々の能力の新たな発見につながっている」という評価もある。

 Dynabook K50の特長の一つは、本体に学習アプリケーションが搭載されていることだ。手書き入力アプリの「TruNote」、グループでの話し合いを録音し、話者を分類して再生する「TruRecorder」、ノート画面を無線環境なしでも共有できる「TruNote Share」、カメラ撮影とQRコード読取機能を搭載した「TruCapture」などが用意されている。「なかでもよく活用するのが、TruCaptureです。Windows標準PCにはこの機能がないので、教科書にあるQRコードを読み取る場合にとても役立ちます」(副島氏)

 今回の導入では、アカウント管理ツール「dynaSchool Account Manager」も大きなポイントとなった。このツールを使えば、Excelベースのフォームに情報を入力するだけで、毎年の進級対応や児童・生徒の転校、教師の転勤時など、クラウド上でのアカウントの作成や登録・管理が簡単にできる。

■Excel ベースでアカウント管理できるので簡単・便利dynabook K50を活用した中学校の授業風景

 副島氏は、「端末を整備する前は、アカウント管理の煩わしさについて深く考えていなかったのですが、Dynabookさんの提案でツールの必要性を感じました。端末を活用し始めた今、このツールがあって本当によかったと思っています」と語る。

 大野城市は、福岡市のベッドタウンとして住民の転入・転出が多い都市である。そのため、同ツールがアカウントの登録や変更に大きく役立っている。また、令和2年度から3年度に切り替わる際には、教育委員会主体で同ツールを活用した学年次の一斉更新を実施。その時の様子について副島氏は、「使い慣れたExcelを用いて、一括で登録や更新ができるので、効率的に作業が進みました。また、それまでに学級・クラスで使用していた共有データを残した状態で運用できるため、『振り返り学習』も可能になり、便利です」と話す。

教育ICT化の効果を高めるために 教師全員の活用事例集を作成

 大野城市はこの1年、コロナ禍により自宅待機になった児童・生徒に端末を持ち帰らせ、Teamsを活用した在宅でのオンライン授業を実施してきた。また、コロナ禍のピーク時であった2021年9月や22年の年明けには、午後から児童・生徒が端末を家に持ち帰り、全員でのオンライン授業も実現している。

 デタッチャブルタイプながら、高い機能性・堅牢性により、大野城市の子どもたちの学びに応えるdynabook K50。同市では、今後もICT教育を推進すべく、教員一人ひとりから、この1年を通じた端末の活用事例を集めている。

 副島氏は、「現場の先生たちは試行錯誤しながら懸命に教育のICT化に取り組んでいます。また、Dynabookさんには導入後も、端末やアプリケーションの不明点などをサポートしてもらっています。そうしたなか、教育委員会としては、端末を活用した授業例を数多く示し、教育ICT化の効果をさらに高めていきたいと考えています」と語った。

この事例で導入した製品・サービス

dynabook K50
着脱式キーボードを外せば、タブレットとしても使えるデタッチャプル仕様。本体約610g、キーボード装着時約1180gと軽く、子どもでも無理なく持ち歩ける。
dynaSchool Account Manager
Dynabookが独自に開発した、Microsoft 365 Education GIGA Promo、またはMicrosoft 365 A3以上の教育機関向けライセンスのアカウントをExcelベースで効率よく簡単に管理できるツールです。

※ Microsoft 365 Education GIGA Promoは2022年3月31日で提供終了となりました。

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