

導入製品・サービス
Windows 11 Pro、Microsoft Teams、Microsoft 365
会社について
白鶴酒造株式会社は、内海と山から吹き下ろす涼しい風が醸造に理想的な気候をかもしだす、日本の神戸市、灘区で1743年操業以来事業を続けています。白鶴は手作りの醸造技法をおよそ3世紀にわたって完成させ、でんぷん質の錦米と六甲山脈から流れるミネラルの豊富な清水の組み合わせで絶妙な清酒のかずかずを生み出してきました。
現代の白鶴は伝統的な技法に新しいテクノロジーを組み合わせて酒の輸出で世界一の位置を維持しています。白鶴は、国内の3つの製造拠点、ならびに米国、ヨーロッパ数か所の現地子会社でWindows 11 Pro 搭載デバイスにアップグレードして従業員を支援し、安全性を提供しました。新しい、確実なセキュリティがデフォルトで提供される態勢は、ITの負荷を減らして事業のイノベーションに向ける時間を増やし、従業員はどこからでも最高のパフォーマンスが発揮できるようになりました。
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白鶴酒造株式会社 様
業界 消費財
組織規模 中規模(従業員数 50-999 人)
国 日本
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勝部一郎
情報システム室 室長 白鶴酒造株式会社
- 「TPM2.0が含まれているので
- はるかにセキュアであると実感しました」
白鶴の情報システム室主任である勝部一郎氏は、世界22か所で働いている数百人の従業員をサポートしています。
パンデミックで柔軟な働き方に会社が移行した際、勝部氏はサイバー脅威が拡散されていることを懸念し、国境や時差を超えたセキュリティ管理を合理化するために新しいWindow 11 Pro 搭載デバイスに切り替えました。
勝部氏にとって、決定要因は確実なセキュリティが標準装備されていることで、TPM 2.0のようなハードウェア ベースの保護などがその例でした。どこからでも仕事ができ、同時に醸造データやレシピなどの業務秘密も保護されます。
授業員はどちらかというと生産性向上を強化する機能に非常に興味を示し、長時間のバッテリー駆動*1、直感的な検索機能、簡単にカスタマイズできるデスクトップなどが人気がありました。
勝部氏のコメントによれば、「ユーザーは喜んでいるし、IT部門はWindows 11 Pro のツールを使うので生産性が向上している。私の仕事がそれだけやりやすくなりました。」
- 競争が非常に激しい業界での優位性

多くの IT 責任者のように、勝部一郎氏は2つの目標のうちどちらを選択すべきか悩みました。
世界に 500 人以上いる従業員の管理を採るか、事業拡大のためのイノベーションを採るか。彼はWindows 11 Pro 搭載デバイスを採用して両方の目的を達成しました。デフォルトで確実なセキュリティを確保し、柔軟性のある働き方を主眼に設計されている Windows 11 Pro は、新しい醸造技法の研究などの事業発展の取り組みに集中する時間の余裕を創出しました。白鶴は新しいデバイスを使って膨大なデータを処理して酒米の遺伝子の特性を分析することができ、醸造技法と味の改良に役立てることができます。
白鶴のもう1つの競合優位性:Microsoft Teams
「Windows 11 Pro と Teams はとても相性のよい組み合わせです。操作性が改善されたことがユーザーにとっては最も重要な要因だと思う」と勝部氏はコメントし、さらに、「デジタルトランスフォメーションを通して会社の進化を継続し、この非常に競争の激しい業界でトレンドや変化を先取りするようにしています。」と追加しています。
- 「Windows 11 Pro の展開は簡単でした」
勝部氏は、古いバージョンの Windows からのマイグレーションが非常に簡単だったことに関心しました。
「なにもかもが Windows 11 Proでシームレスに機能します」とコメントしています。互換性は白鶴にとってなくてはならない要素でした。社内で開発された固有のアプリやシステムをいくつか使っているからです。
「それらは問題なく実行されています」と報告する勝部氏は、Windows 11 Pro の導入について次のようにまとめています。「移行は予想以上にスムーズで、従業員はまったく混乱することなくWindows 11 Pro を使用しています。」この酒造の巨人にとってこれはグッドニュース。
勝部氏は「280 年の歴史がある白鶴ですが、古いやり方には固執しません。会社全体でWindows 11 Pro を展開しているのは TPM 2.0その他のセキュリティ技術があるからです。そのおかげで海外拠点を含む操業の統合が実現でき、生産性とセキュリティの強化に役立ちました。」

中西典哉
取締役執行役員管理本部長 白鶴酒造株式会社
- 古代から受け継がれてきた技法のための新しいテクノロジー
中西典哉ディレクターは、伝統的な酒造りにおける新しいテクノロジーの役割りを最重要視しています。稲に薬品を運ぶインテリジェントなドローン、自動的にかんがいデータを取得するモニター、Windows 11 Pro 搭載デバイス、これらはすべて品質と収穫高の向上に向けた手法の構成要素です。「当社独自の白鶴錦米を始めとする酒米の研究を進めていますが、 Windows 11 Pro はより安全で迅速な分析を可能にする、なくてはならない要素です。」と語る中西氏は、また、Microsoft Teams を「コミュニケーションツールとしてリモートワーク、 海外の子会社、ビジネスパートナーなどを含む、広い範囲の状況で使っています。Microsoft 365*2 と Windows 11 Pro は多くの外部企業と情報を共有する場合にもセキュリティ面が信頼できます。」とコメントし、「白鶴では伝統的な酒造りの技法を尊敬しつつ、最新のテクノロジーを使ってプロセスを改善していきたい」とまとめています。
- 「Windows 11 Pro は省エネに欠かせません」

「白鶴では、環境保全を企業方針の一部に位置付けています。」と中西氏は述べ、持続可能な開発目標の達成に向けて積極的に努力していると付け加えます。
太陽発電パネルを1600 基設置し、工場の機器を最適化し、東京支店の屋上では米作りもしています。これらの特異な努力に加えて、白鶴が業務用に導入したノート PC は、より持続可能な将来のためのもう1歩です。
「Windows 11 Pro に実装された持続可能機能の強化は非常によいと思います。」と中西氏。たとえば、Windows の CO2 排出量を意識したアップデートは、再生可能なエネルギー資源の優位性を利用する一方、システム設定のレコメンドに従えば省エネが実行されバッテリーの駆動時間が延長できます。*1
「Windows 11 Pro は、アイドリングの状態でも CO2 排出量を減らすので、白鶴にとって正解であったことが実証されました。」と中西氏はコメントしています。
- 「Windows 11 Pro は白鶴酒造株式会社に絶対必要」

杜氏による酒造りは古代から続いている手法で、杜氏の技量と直感が次の世代、 次の世代へと受け継がれていきます。
白鶴では今、 Windows 11 Pro 搭載デバイスで開発、醸造、工程管理アプリケーションを実行して、奥ゆかしい伝統にテクノロジーを追加して発展させています。
中西氏は次のように説明します。 「ここ数年で醸造に関する膨大なデータが蓄積されました。 そのデータを分析して、より適切な方法の開発を進めています。言い換えればデータサイエンスですね。」 Windows 11 Pro は大規模なデータを扱って高速で計算する性能があるので、伝統技法とデータサイエンスの最も優れた点を組み合わせた醸造プロセスを作り出せる、というのが中西氏の推論です。「Windows 11 Pro には大きく期待しています。」と中西氏。
伝統的な醸造技法とデフォルトでセキュリティが確保される Windows 11 Pro搭載のデバイスを組み合わせて、白鶴は世界各地の22拠点で働く500人以上の従業員が今まで以上の成果を発揮することを実現し、同時に IT部門ではビジネスイノベーションに集中すること可能にしました。
- *1. バッテリー駆動時間は設定、利用状況、他の要素により異なります。
- *2. 別売りです。
白鶴酒造株式会社様が導入した製品・サービス/Microsoft 365
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