情報番号:018098 【更新日:2018.07.18】
Windows 10には、お使いのPCのセキュリティと正常性の状況を確認し、必要な操作を実行することができる「Windows Defender セキュリティセンター」が標準で搭載されています。
ここでは、「Windows Defender セキュリティセンター」について説明します。
※「Windows Defender セキュリティセンター」は、Windows 10 Creators Update(Windows 10 バージョン 1703)からの機能となります。定期的に行なわれるWindows 10のアップデートで、より安全に使いやすくするため、機能強化が行なわれています。本情報は、Windows 10 April 2018 Update(Windows 10 バージョン 1803)を元に作成しております。お使いのPCのWindows 10バージョンを確認するには、[017041:Windowsのバージョンとビルド番号を確認する方法<Windows 10>]を参照してください。
「Windows Defender セキュリティセンター」を起動すると「ホーム」画面が表示されます。
各機能項目をクリックすると、現在のセキュリティ状況を確認したり、詳細な設定を行なうことができます。
各機能については、次に説明いたします。
ウイルスやその他の脅威からPCを保護するために、PCに負担がかかるような動きをするプログラムがないか検索・監視し、感染を検出すると自動的に削除します。
(図3)
「ウイルスバスタークラウド90日版」プレインスールモデルについて
上記対応機種の一部のモデルには、「ウイルスバスタークラウド90日版」がプレインスールされています。別のウイルス対策アプリがインストールされている場合、「Windows Defender セキュリティセンター」の「ウイルスと脅威の防止」機能は自動的に無効になり使用することができません。
「ウイルスバスタークラウド」の無料使用期間中(使用開始から90日間)は、「ウイルスバスタークラウド」を使用してPCを保護することをおすすめします。「ウイルスバスタークラウド」の詳細や操作方法については、[016948:「ウイルスバスタークラウド(TM)」について<Windows 10>]を参照してください。
「ウイルスバスタークラウド」の無料使用期間90日を経過するとウイルスチェック機能を含めて、すべての機能がご使用できなくなります。ウイルスチェックがまったく行なわれない状態となります。その場合は、「ウイルスバスタークラウド」をアンインストールして、「Windows Defender セキュリティセンター」の「ウイルスと脅威の防止」を有効にしてください。
「ウイルスバスタークラウド」のアンインストール方法については、[016956:「ウイルスバスタークラウド(TM)」アンインストール(削除)する方法<Windows 10>]を参照してください。
※「Windows Defender セキュリティセンター」の「ウイルスと脅威の防止」機能を使用すれば、すべての脅威からPCを保護できるということではありません。多くのメーカーでさまざまなウイルス対策アプリが販売されています。自分にあった有効なウイルス対策アプリを検討し、インストールすることをおすすめします。
※別のウイルス対策アプリをインストールした環境でもWindows Defenderの定期的なチェックを有効に設定することで脅威の有無を定期的にチェックすることができます。詳しくは、[018165:「Windows Defender セキュリティセンター」現在のウイルス対策アプリを引き続き使用し、Windows Defenderウイルス対策で脅威の有無を定期的にチェックする方法<Windows 10>]を参照してください。
スキャンする方法
※新種のウイルスやスパイウェアなどの攻撃からPCを保護するために、更新プログラムを常に最新のものにする必要があります。「Windows Defender セキュリティセンター」の更新プログラムは、「Windows Update」を使用してインターネット経由で自動的にダウンロードされますが、必要時に手動で最新のバージョンを入手することもできます。[018099:「Windows Defender セキュリティセンター」ウイルスおよびスパイウェアの定義を手動で更新する方法<Windows 10>]
◆自動でスキャンする
◆手動でスキャンする
<その他の関連機能>
アカウントとサインインのセキュリティ状況を確認したり、より高速で安全なサインインのためのWindows Helloや動的ロックの設定を行なうことができます。[018544:「Windows Defender セキュリティセンター」アカウントとサインインのセキュリティ設定を確認する方法<Windows 10>]
(図14)
Windowsファイアウォールの設定を管理し、ネットワークとインターネット接続の状態を監視します。
(図15)
Windowsファイアウォールとは、インターネット接続時にPC内に怪しい情報や不審なアクセスなどが入らないようにするための機能です。お使いのPCのWindowsファイアウォールが有効に設定されているか確認してください。[018112:「Windows Defender セキュリティセンター」Windowsファイアウォールが有効に設定されているか確認する方法<Windows 10>]
◆Windowsファイアウォールが有効の場合
着信接続をブロックするか、アプリや機能ごとに通信を許可/ブロックするか、新しいアプリをブロックしたときの通知を受け取るかなどの詳細設定をすることができます。[018114:「Windows Defender セキュリティセンター」Windowsファイアウォールで許可されたアプリの一覧にあるアプリも含め、すべての着信接続をブロックする方法<Windows 10>][018115:「Windows Defender セキュリティセンター」アプリや機能ごとにWindowsファイアウォール経由の通信を許可/ブロックする方法<Windows 10>][018116:「Windows Defender セキュリティセンター」Windowsファイアウォールの許可リストに任意のアプリを追加する方法<Windows 10>][018117:「Windows Defender セキュリティセンター」Windowsファイアウォールの許可リストに追加した任意のアプリを削除する方法<Windows 10>][018118:「Windows Defender セキュリティセンター」Windowsファイアウォールが新しいアプリをブロックしたときに通知を受け取る/受け取らない方法<Windows 10>][018119:「Windows Defender セキュリティセンター」Windowsファイアウォールの設定を既定値に復元する方法<Windows 10>]
◆Windowsファイアウォールが無効の場合
外部からの不正なアクセスなどに対して無防備になります。有効に設定を変更してください。[018113:「Windows Defender セキュリティセンター」Windowsファイアウォールを有効/無効に設定する方法<Windows 10>]
※他のファイアウォールアプリがインストールされている場合を除き、可能な限り無効に設定することは避けてください。
Webサイトからの認識されないアプリとファイル、「Microsoft Edge」でWebサイト閲覧時に悪意のあるサイトやダウンロード、Microsoft Storeアプリで使用されるWebコンテンツをチェックして、PCを保護します。[018120:「Windows Defender セキュリティセンター」アプリとブラウザーのWindows Defender SmartScreen設定を変更する方法<Windows 10>]
(図16)
お使いのPCに組み込まれているセキュリティの詳細を確認したり、管理することができます。[018547:「Windows Defender セキュリティセンター」メモリ整合性をオンにして悪意のあるソフトウェアからの攻撃発生時に悪意のあるコードが高セキュリティプロセスに挿入されるのを防ぐ方法<Windows 10>][018548:「Windows Defender セキュリティセンター」TPMセキュリティプロセッサの詳細を確認する方法<Windows 10>]
(図17)
お使いのWindowsが最新であるか、PCの状態に影響を与える問題がないかスキャンし、状態レポートとして表示します。[018111:「Windows Defender セキュリティセンター」デバイスのパフォーマンスと正常性を確認する方法<Windows 10>]
(図18)
ファミリー設定を行なった家族(お子様)のPC使用方法などを管理することができます。
※ファミリー機能は、管理者(保護者)と家族(お子様)ともにMicrosoftアカウントを使用する必要があります。
(図19)
以上
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