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XRをビジネスに活かすために──概要と導入の第一歩

XRとは?拡張された現実体験の総称

XRとは「Extended Reality(拡張現実)」の略で、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などを含む総称です。
現実の空間にデジタル情報を重ねたり、完全な仮想空間を構築したりすることで、従来にはなかった没入型の体験や新しい業務スタイルを実現できる技術です。

XRはどのような分野で活用されているか

現在、XR技術は以下のような業界で活用が進んでいます。


  • ・製造業:設計支援、研修、遠隔支援などの現場で活用
  • ・医療:手術トレーニングや診察支援への応用
  • ・教育・研修:実地研修が困難な分野でのリアルな模擬体験
  • ・建設・不動産:完成予想図の3D化、施工シミュレーション
  • ・小売・エンタメ:仮想試着やバーチャル体験の提供

企業でのXR活用が進む背景

XRが注目を集めている背景には、以下のような要因があります。


  • 機器やサービスの低価格化により導入のハードルが下がった
  • リモート対応ニーズの高まりと業務の仮想化への関心
  • 若手人材や新入社員への教育効果が高いという評価

これにより、大企業だけでなく中堅・中小企業でもXRの活用が現実的な選択肢になりつつあります。

導入を検討する際に押さえておきたいポイント

XRの導入は目的と現場の実態に合った選定が重要です。以下のようなポイントを押さえながら進めると失敗を防げます。


  • 何を解決したいのか?(人手不足?教育コスト?設計効率?)
  • 誰が使うのか?(現場スタッフ?営業?技術者?)
  • どのような環境で使うのか?(現場の通信環境や装着時間)
  • 検証できるステップがあるか?(いきなり大規模導入せずPoC=概念実証から)

小さく始める「PoC(概念実証)」という選択肢

XR導入の第一歩としては、まず小規模な試験導入(PoC)から始めることが推奨されます。
PoCとは「Proof of Concept」の略で、「技術的・業務的に効果があるかどうかを確かめる検証プロセス」のことです。
この段階で得られた知見が、本格導入に向けた判断材料となります。

「使ってもらえるか」が定着のカギ

XR導入でありがちな失敗は、「技術的には成功でも、現場で使われない」というケースです。
現場の声や使い勝手を取り入れ、使いやすさ・業務との親和性を丁寧に検証することが定着へのカギとなります。担当部門とユーザー部門が連携し、現場に寄り添った導入が求められます。

まとめ:XR導入は“活用イメージの共有”から始まる

XRは、新しい業務スタイルや価値提供を可能にする技術です。
とはいえ、いきなり大きな投資をするのではなく、現場に必要な目的と活用のイメージを明確にすることが第一歩となります。
情報収集・小規模検証・ユーザーとの対話。この3つを大切にしながら、自社にとっての“現実的なXR”を描いていくことが重要です。

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