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シリーズ:情シスの課題解決

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【第3回】アウトソース活用のすすめ。

信頼できるベンダーにヘルプデスク業務をアウトソースすれば、社内のエンドユーザーのPCトラブルへの対応も安心して任せることができる。

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アウトソース活用のすすめ。クライアントPC LCM(ライフサイクルマネジメント)サービスとは?

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●クライアントPC運用をライフサイクルの視点で考える

日々現場で使われる大量のクライアントPCを効率よく確実に運用するのに、欠かせない考え方がライフサイクルマネジメントです。企業で使うクライアントPCは、3年から5年程度のスパンで乗り換えていくのが一般的で、「計画、調達」をしたあとに、PCをエンドユーザーが利用できる状態にして配布する「導入・展開」を行います。その後、エンドユーザーが利用している間は、運用、保守を行い、更新時期が来たら、撤去して、次のPCに切り替えます。その一連のフローであるPCライフサイクルを踏まえて、クライアントPCを運用しようとするのがライフサイクルマネジメントです。

このライフサイクルマネジメントをアウトソーシングサービスとして提供しているのが、Dynabook株式会社の「クライアントPC LCMサービス(以下、LCMサービス)」です。ライフサイクルマネジメントは、フェーズによって、まったく異なる業務を行わなくてはいけません。例えば導入のフェーズでは、今後数年間利用することを前提に将来を見越して機種選定をします。運用や保守のフェーズに入れば、新たに導入したPCについてエンドユーザーからの問い合わせに対して答えたり、故障や破損したら修理対応したりすることが必要になります。撤去のフェーズでは、機密情報が漏れないようにデータを消去しなくてはいけません。

クライアントPC LCMサービス

Dynabook株式会社の「クライアントPC LCMサービス」では計画から撤去までのすべての過程をサポートすることが可能だ。

また、企業によって、これらのフェーズごとの作業負荷の度合いが異なってきます。PCに詳しくない社員が多い企業であれば、社員教育やヘルプデスクの負担が高くなります。社員数が多い企業であれば、自社用にカスタマイズを施したうえでエンドユーザーにPCを配布する作業が大変になります。

LCMサービスでは、各フェーズに適したサービスを選択して利用できるよう、幅広いサービスを用意しています。どの企業でも役立つような汎用的なサービスもあれば、「まさに我が社のためにあるようだ」と思わせるような、フォーカスを絞ったサービスもあります。

●負担が高くて困っている業務から優先的にアウトソーシングを

LCMサービスは、すべてのサービスを丸ごとアウトソーシングすることも可能ですが、一つひとつのサービスの個別利用もできます。クライアントPCの運用で負担に感じている業務から利用してみて、状況に応じて利用サービスを増やしていくというのも有効なやり方といえます。では、各フェーズではどのようなサービスが提供されているのでしょうか。

・計画、調達フェーズ
新規PCを導入するために、まずは現状を分析します。エンドユーザーが感じている既存PCに対する不満点をヒアリングしたり、これから数年間のビジネスやICTをめぐる環境変化を予見して、求められるスペック、機能を整理したりします。
また、現状のPCに関する資産の確認も必要です。そして乗り換える新しいPCで、従来の業務システムや周辺機器などが問題なく動くかという検証も行います。
なお、企業でPCを調達する際には、購入やリースを利用するケースがほとんどですが、LCMサービスではレンタルという選択肢も用意しています。購入やリースの場合、故障に備えて代替機を用意しておく企業も少なくありませんが、レンタルの場合(契約にもよりますが)、代替機に交換するだけで対応できるので、代替機の管理も不要になります。
・導入、展開フェーズ
クライアントPCのアプリケーションやネットワーク設定などを一律で設定し配布できるようにするのがキッティングです。そしてその元となるのがマスターイメージです。キッティングを行うには最初にマスターイメージを作り、キッティングを実施します。
LCMサービスでは、イメージマスターの作成、マスタディスクの作成、マスタディスクからPCへのクローニング、ユーザーごとの個別設定、ディスク暗号化などを行います。
エンドユーザーへの展開では、エンジニアがお客様のオフィスに伺い、個別設定や追加アプリケーションのインストール、既存PCからのデータ移行などを行います。機密情報の入ったPCを社外に持ち出して作業しなくて済むので、セキュリティも担保されます。
さらに、新入社員が支店に配置されるようなとき、本社の情報システム担当者が、WebからPCの機種、キッティングするマスターイメージ、送り先などを指定するだけで、エンドユーザーにキッティング済みのPCを届けることができます。

キッティングサービスの概要

・運用、保守フェーズ
社員教育からヘルプデスク、ソフトウェア管理や棚卸し、資産管理、故障時の修理、データ復旧など多種多様なサービスを用意しています。ヘルプデスクサービスを利用すれば、エンドユーザーは、PCの使い方などに迷った際に、情報システム部門ではなく、Dynabook株式会社が用意した窓口に質問することになります。特に、新入社員入社、人事異動、PCのリプレースの時期などは問い合わせが増えて、一時的に情報システム部門が忙しくなりますが、ヘルプデスクをアウトソーシングすれば情報システム部門の負担を減らすことができます。

運用管理サービスの概要

・撤去、更新フェーズ
数年後、利用期間を終えた古いPCは撤去して、次の新しいPCへリプレースします。その際、機密情報や顧客情報が残ったまま廃棄したら、そこから情報漏えいにつながるリスクがあります。通常のファイル削除の操作だけでは、ハードディスクにデータの痕跡が残るため、そこからデータを復元できるからです。
そこでLCMサービスでは、専用のデータ消去ツールを用い、復元不可能な状態にします。もしくはストレージを物理的に破壊して、再利用不可能な状態にします。
また精密機械であるPCには貴重な資源が含まれています。PCから再利用できるレアメタルなどを最資源化し、自然環境に負荷のかからないように処理することも可能です。

撤去・更新サービスの概要

このようにフェーズごとにさまざまなサービスを提供していますので、自分たちのビジネス、ワークスタイルにあわせて必要なサービスを選んでLCMサービスを活用することが可能です。

●ノウハウが不足しているWindows 10の運用こそアウトソーシングの利用を

さらにDynabook株式会社ではWindows 10導入のためのLCMサービスも提供しています。Windows 10の企業導入は始まって間もない移行過程にあり、どの企業にとっても経験が浅く、運用のノウハウが蓄積されていないといえます。そこで、Windows 10移行後を見据えて、計画時からLCM全体を見通してWindows 10移行を支援するサービスを提供しています。

Windows 10移行に伴う業務負荷の増大に悩む情報システム部門の方には、こうしたアウトソーシングを賢くご利用いただき、自社の強みを生み出す、より付加価値の高い業務にリソースを振り向けていただきたいと考えています。

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その想いをかたちにして、すべてが進化したdynabook。

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