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2015年12月24日
株式会社 東芝パーソナル&クライアントソリューション社
東芝はチューリッヒ保険会社向けにテレマティクス技術*1を活用した、運転者支援ソリューションを提供します。チューリッヒ保険会社が本ソリューションを活用したサービスを2016年1月1日に開始します。本ソリューションは、自動車の事故を検知した場合*2に、事故受付センターへ自動的に通知する機能を搭載する他、安全運転のアシスト、車載カメラによる動画の記録、スマートフォン上での再生機能が含まれています。
1.ソリューションの概要
本ソリューションは、3G通信機能(インテル*3製チップを内蔵したテリット製3G通信モジュールを使用)を備えた車載端末、サーバーシステム、スマートフォンアプリ*4から構成され、主なものとして、以下の3つのサービスを提供します。また、端末の配送や、保守など、サービスの運営面もサポートします。
①緊急通知サービス
事故が発生した時などの強い衝撃を車載端末が自動検知し、サーバーシステムを介して、事故受付センターへ自動通知します。これにより、能動的なサポートが可能になります。また、事故時の動画をスマートフォンアプリを通じて事故受付センターへ送信することで、より具体的な事故対応のアドバイスや指示を行うことを可能にします。
②安全運転アシスト
急ハンドル、急ブレーキなどの危険挙動を検知すると*5、音声でドライバーにお知らせするほか、これらが発生した時の動画をスマートフォンアプリで確認することで、ご自身の運転を振り返ることができます。危険挙動を含め様々な走行データがサーバーシステムへ蓄積され、将来の保険商品開発へ生かされます。
③動画活用サービス
車載端末で記録された*6動画をスマートフォンにダウンロードして、再生する機能を提供します。観光で訪れた街並みなどの走行動画をSNSでシェアするなど、安全・安心に加えて、「走る楽しさ」を提供します。
尚、本ソリューションのサーバーシステムは、Microsoft社のクラウドサービスであるMicrosoft Azure上に構築され、地図サービスであるBing Mapsを利用しています*7。
2.今後に向けて
今後、自動車保険業界は、テレマティクス技術によるビッグデータ収集により、様々なサービスへの可能性や需要が生まれ、特色ある商品へのニーズが増えると見込まれます。当社は、端末からのデータの収集と解析に加え、PC開発で培った技術を活かし、端末からサーバー、アプリによるサービスまで幅広いソリューションを、ワンストップで提供していきます。
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