メインコンテンツに移動

検索 キーワードを入力してください

  1. dynabook.com
  2. 法人のお客様(ビジネスPC・ソリューション)
  3. サービス・ソリューション
  4. 車両管理にExcel・紙はダメ?|システムとの比較やメリット・デメリットを解説

車両管理にExcel・紙はダメ?|システムとの比較やメリット・デメリットを解説

企業の車両管理において、紙やExcel(エクセル)での運用に限界を感じていませんか。
コストを抑えられる一方で、管理が煩雑になりがちです。

本記事では、紙、Excel、そして車両管理システムという3つの管理方法を比較し、それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説します。
自社の状況に最適な管理方法を見つけるための判断材料としてご活用ください。


この記事でわかること

  • ・紙、Excel、車両管理システムそれぞれのメリット・デメリット
  • ・自社の車両台数やITスキルに応じた最適な管理方法の選び方
  • ・Excelでの車両管理における限界とシステムへ移行すべきタイミング

そもそも車両管理とは?目的と重要性を解説

車両管理とは、企業が所有する社用車の購入から廃車まで、車両に関する情報を一元的に管理することです。
具体的には、車両の基本情報、利用状況、点検・整備記録、保険情報などをまとめた車両管理台帳を作成し、適切に運用します。
主な目的は、車両を常に安全な状態に保つこと、車両の利用効率を高めてコストを最適化すること、そして運転日報の記録やアルコールチェックなど法令を遵守することです。

これらの目的を達成することで、企業のコンプライアンスを強化し、経営リスクを低減させる重要な役割を担います。

【比較表】紙・Excel・システムの車両管理方法を徹底比較

車両管理の方法は、大きく分けて「紙媒体」「Excel」「車両管理システム」の3つです。
紙は導入コストがかからず誰でも手軽に始められますが、情報の検索や共有に手間がかかります。
Excelはコストを抑えつつデジタル化できますが、同時編集が難しく入力ミスも起こりがちです。

一方、車両管理システムは導入コストがかかるものの、リアルタイムでの情報共有、予約管理の自動化、法令遵守のサポートなど、管理業務を大幅に効率化できる機能を網羅しています。

紙媒体による車両管理のメリット

紙媒体による車両管理は、多くの企業で古くから行われてきた方法です。
デジタルツールに不慣れな従業員でも対応しやすく、導入にあたって特別なコストや準備が不要な点が大きな魅力です。
ここでは、紙媒体で管理を行う具体的なメリットを2つの観点から解説します。

誰でも直感的に記録できる手軽さ

紙媒体の最大のメリットは、パソコンの操作スキルを問わず、誰でも直感的に記録できる手軽さにあります。
運転日報や点検記録簿などの決められたフォーマットにペンで書き込むだけなので、特別なトレーニングは必要ありません。
ドライバーや管理者がITに不慣れな場合でも、スムーズに運用を開始できます。

また、紙の書類は閲覧性も高く、どこに何が書いてあるかを一目で把握しやすい点も利点です。
このシンプルさが、小規模な事業所や車両台数が少ない場合に適した管理方法といえます。

導入コストや専門知識が不要

紙とペン、そしてファイルを保管する棚さえあれば、すぐに車両管理を始められる点も大きなメリットです。
専用のソフトウェアやシステムを導入する必要がないため、初期費用や月額のランニングコストは一切かかりません。
予算が限られている企業や、まずは最低限の管理から始めたいと考えている場合に最適な方法です。

また、システム障害といったトラブルの心配もなく、安定して運用を続けられる安心感もあります。

紙媒体による車両管理のデメリット

手軽に始められる紙媒体での管理ですが、事業規模の拡大や管理台数の増加に伴い、多くのデメリットが顕在化してきます。
情報の検索性や共有のしにくさ、物理的な保管スペースの問題など、業務効率を低下させる要因になりかねません。
ここでは、紙媒体が抱える具体的な課題を3つの側面から解説します。

情報の検索や共有に時間がかかる

紙媒体での管理では、特定の情報を探し出すのに多くの時間を要します。
例えば、過去の運転日報や特定の車両の修理履歴を確認したい場合、膨大なファイルの中から該当の書類を探し出さなければなりません。
また、情報は事務所のファイルで保管されるため、他の拠点や外出先の担当者とリアルタイムで共有することが困難です。

情報の属人化を招きやすく、担当者不在時には業務が滞る原因にもなります。

保管スペースが必要で紛失リスクもある

車両の数が増えれば増えるほど、関連書類も比例して増加し、保管するための物理的なスペースが必要になります。
運転日報や点検記録は法律で保存期間が定められているため、長期にわたってファイルを保管し続けなければなりません。
キャビネットや倉庫を圧迫するだけでなく、書類の劣化や、火災・水害などによる紛失・破損のリスクも常に伴います。

万が一、重要書類を紛失した場合、企業の信用問題に発展する可能性も否定できません。

リアルタイムな車両状況の把握が困難

紙媒体では、車両の「今」の状況をリアルタイムで把握することが極めて困難です。
どの車両が誰によって使用されているか、いつ返却されるのかといった情報は、事務所に戻って予約表を確認するか、ドライバーに直接連絡を取るしかありません。

そのため、急な配車依頼に対応できなかったり、予約のダブルブッキングが発生したりする可能性があります。
車両の稼働状況が可視化されないため、非効率な車両運用につながりやすくなります。

Excelによる車両管理のメリット

紙媒体での管理に限界を感じた企業が、次のステップとして導入を検討するのがExcelです。
多くの企業で標準的に導入されている表計算ソフトであり、コストをかけずに管理業務のデジタル化を推進できる点が大きな魅力です。
テンプレートの活用や計算機能により、紙媒体の課題をある程度解消できます。

コストをかけずにデジタル化を始められる

多くの企業では、既に業務用のPCにMicrosoft Officeがインストールされています。
そのため、Excelを利用すれば、新たなソフトウェア購入費用をかけることなく、すぐに車両管理のデジタル化をスタートできます。
紙媒体でかかっていた用紙代や印刷代、保管スペースといったコストを削減できる点も大きなメリットです。

初期投資を抑えながら、ペーパーレス化の第一歩を踏み出したい企業にとって、Excelは非常に有効なツールです。

テンプレート活用で手軽に管理簿を作成できる

一から管理簿を作成するのは手間がかかりますが、インターネット上には多種多様な車両管理用のExcelテンプレートが無料で公開されています。
これらのテンプレートを活用すれば、車両の基本情報を記録する車両管理台帳や、日々の運行記録を管理する運転日報などを手軽に作成可能です。

自社の運用に合わせて項目をカスタマイズすることも容易なため、専門知識がなくても効率的に管理の仕組みを構築できます。

計算機能で簡易的なデータ集計が可能

Excelの強みは、関数を用いた自動計算機能にあります。
走行距離や給油量、燃費などを入力しておけば、SUM関数やAVERAGE関数などを使って、月ごとや車両ごとの合計値・平均値を自動で算出できます。
これにより、手計算によるミスを防ぎ、集計作業の手間を大幅に削減することが可能です。

簡易的なデータ分析が可能になるため、車両ごとのコストを把握し、経費削減に向けた具体的な検討を始めるきっかけにもなります。

Excelによる車両管理のデメリットと限界点

低コストで手軽に始められるExcelでの車両管理ですが、本格的な運用を目指す上ではいくつかのデメリットや限界点が存在します。
複数人での情報共有のしにくさやヒューマンエラーの発生リスクは、管理の正確性や効率性を損なう大きな要因です。
ここでは、Excel管理が抱える具体的な課題を解説します。

複数人での同時編集や情報共有がしにくい

デスクトップ版のExcelファイルは、設定によっては複数人での同時編集が可能です。ただし、設定や状況によっては、誰かがファイルを開いていると他の人は閲覧しかできない場合があり、編集を行うためにはファイルが閉じるのを待つ必要が生じることもあります。これにより、リアルタイムでの情報更新が滞り、予約の重複などが発生する可能性が考えられます。

共有サーバーで管理している場合でも、誤って古いファイルに上書きしてしまうなどのトラブルが起こるリスクもあります。

入力ミスや関数エラーなどヒューマンエラーが起こりやすい

Excelは自由度が高い反面、入力ミスや操作ミスといったヒューマンエラーが発生しやすいツールです。
日付の入力形式が統一されていなかったり、誤ってセルに関係のない文字を入力してしまったりすることで、データの一貫性が損なわれます。
また、集計に用いる関数を誤って削除・変更してしまうと、正しい計算ができなくなります。

入力規則やセルの保護で対策は可能ですが、完全な防止は難しく、常にデータ破損のリスクが伴います。

法改正への対応やセキュリティ面に懸念がある

アルコールチェックの義務化など、車両管理に関連する法令は定期的に改正されます。
Excelで管理している場合、法改正のたびに管理項目を追加したり、フォーマットを変更したりする作業を自力で行わなければなりません。
また、ファイルはコピーや持ち出しが容易なため、情報漏洩のリスクも懸念されます。

パスワード設定だけではセキュリティ対策として不十分な場合もあり、個人情報や車両情報といった機密データの管理には注意が必要です。

リアルタイムでの状況把握には向いていない

Excel管理では、ファイルを開いて内容を確認しない限り、車両の最新状況を把握できません。
外出先からスマートデバイスで手軽に予約状況を確認したり、運転日報を提出したりすることは困難です。
結局は事務所に戻ってPCでファイルを開くか、電話で担当者に確認する必要があり、リアルタイム性に欠けます。

紙媒体の課題であった「状況把握の遅れ」を、Excelでは根本的に解決しきれないのが実情です。

車両管理システムの導入でExcelや紙の課題を解決

紙やExcelでの車両管理が抱える、情報共有の遅れ、ヒューマンエラー、リアルタイム性の欠如といった課題は、専用の車両管理システムを導入することで解決できます。
システムは、車両管理に特化した機能を集約しており、業務全体の効率化と管理レベルの向上を実現します。
ここでは、システムの導入がもたらすメリットと、考慮すべきデメリットについて解説します。

車両管理システムを導入するメリット

車両管理システムの最大のメリットは、予約状況や車両の位置情報などをリアルタイムで一元管理できる点です。
スマートフォンやタブレットからもアクセスできるため、外出先からでも手軽に予約や日報提出が可能になり、業務効率が飛躍的に向上します。
また、車検や保険の更新時期が近づくと自動でアラートを通知する機能は、管理漏れによるリスクを未然に防ぎます。

さらに、車両の稼働データを自動で蓄積・分析し、コスト削減や車両台数の最適化に役立てることも可能です。

車両管理システムを導入するデメリット

車両管理システム導入の主なデメリットは、コストが発生することです。
システムの導入には初期費用がかかるほか、月額または年額の利用料が必要になります。
また、多機能なシステムであるほど、操作に慣れるまでに一定の時間と教育が必要になる場合があります。

そのため、導入前には費用対効果を十分に検討し、自社の従業員が使いこなせるか、操作性はシンプルかといった観点でシステムを選ぶことが重要です。
無料のトライアル期間などを活用して、使用感を試してみるのも良いでしょう。

自社に最適な車両管理方法の選び方|3つのポイント

紙、Excel、車両管理システムの中から自社に最適な方法を選ぶためには、いくつかの視点から現状を評価する必要があります。管理する目的や体制を明確にすることが、後悔のない選択につながります。ここでは、判断基準となる3つのポイントを解説します。

ポイント1:管理する車両の台数

管理する車両の台数は、最適な管理方法を選ぶ上で最も基本的な指標です。
車両が数台程度であれば、紙やExcelでも大きな支障なく管理できるでしょう。
しかし、10台を超えてくると、予約の重複や情報の入力ミスといった問題が起こりやすくなります。

数十台規模になる場合は、手作業での管理は非効率かつリスクも高まるため、予約管理や各種アラート機能が充実した車両管理システムの導入を検討するのが賢明です。

ポイント2:管理担当者のITスキル

管理担当者やドライバーのITスキルも重要な判断材料です。
従業員の多くがPC操作に不慣れな場合、多機能なシステムを導入しても使いこなせず、かえって業務が混乱する可能性があります。
その場合は、誰でも直感的に使える紙媒体や、操作がシンプルなExcelテンプレートから始めるのが現実的です。

一方で、従業員がスマートフォンの操作に慣れているのであれば、アプリで手軽に予約や日報提出ができる車両管理システムがスムーズに浸透する可能性が高いです。

ポイント3:重視する管理項目とセキュリティ要件

何を最優先で管理したいかによっても、選択は変わります。
コストを最優先し、最低限の車両情報を記録できれば良いという場合は、紙やExcelが適しています。
一方で、コンプライアンス遵守のためにアルコールチェック記録を確実に管理したい、リアルタイムで車両の稼働状況を把握してコスト削減につなげたい、といった高度な管理を目指すのであれば、車両管理システムが不可欠です。

また、機密情報を扱う上で厳格なセキュリティが求められる場合は、オンプレミス型など、要件を満たすシステムを選ぶ必要があります。

Excelから車両管理システムへ移行すべきタイミングとは?

Excelでの管理は手軽ですが、事業の成長とともに限界を迎える時が来ます。
そのタイミングを見誤ると、業務効率の低下や思わぬリスクにつながりかねません。
ここでは、管理方法の見直しを検討すべき具体的な「限界のサイン」を3つ紹介します。

これらの兆候が現れたら、車両管理システムへの移行を具体的に検討する時期です。

車両台数が増えて管理が煩雑になった時

管理する車両台数が10台、20台と増えてくると、Excelでの手作業による管理は限界に近づきます。
予約のダブルブッキングが頻発する、どの車両が空いているか一目でわからない、日報の入力漏れや転記ミスが多発するといった問題は、業務効率を著しく低下させます。

このような管理の煩雑さが常態化し、担当者の負担が増大していると感じたら、それはシステム化を検討すべき明確なサインです。

コンプライアンス遵守の徹底が求められる時

アルコールチェック義務化への対応や、運転日報の適正な保管など、企業に求められるコンプライアンス要件は年々厳しくなっています。
Excelでの管理は、記録の改ざんが容易であったり、記録漏れが発生しやすかったりするため、監査などで指摘を受けるリスクがあります。
法令遵守を徹底し、記録の信頼性を確保する必要性が高まった時は、客観的な記録が残せる車両管理システムへの移行が不可欠です。

これにより、企業の社会的信用を守ることにもつながります。

車両の稼働状況を分析してコスト削減を目指す時

「特定の車両ばかり使われている」「全く使われていない遊休車両がある」といった状況は、Excelの簡易的な集計だけでは正確に把握しきれません。
車両の稼働データを詳細に分析し、保有台数の最適化や燃料費の削減といった具体的なコスト削減に取り組みたいと考え始めたら、システムへの移行を検討するタイミングです。
車両管理システムであれば、客観的なデータに基づいた経営判断が可能になります。

Dynabookのオンプレミス型車両管理システムならセキュリティ要件にも対応

他社の車両管理システムにクラウド型を採用している企業のうち、セキュリティポリシー上、外部サーバーにデータを保管できないという課題を抱える企業や自治体も少なくありません。
Dynabookの車両管理システムは、堅牢なオンプレミス環境で構築できるため、こうした厳しいセキュリティ要件にも対応可能です。
機密性の高い運行データを外部に出すことなく、安全性を確保しながら車両予約や点検情報、日報までを一元管理できます。

セキュリティと利便性を両立させ、安全な環境で車両管理のDXを実現します。

Excelや紙での車両管理に関するよくある質問

車両管理の方法を検討する際、多くの方が同じような疑問を抱えています。
ここでは、紙やExcel、そして車両管理システムに関して頻繁に寄せられる質問とその回答をまとめました。
自社の状況と照らし合わせながら、管理方法選定の参考にしてください。

Excelと紙での車両管理、それぞれのメリット・デメリットは何ですか?

紙管理のメリットは、誰でも手軽に始められコストがかからない点です。
デメリットは、検索や情報共有に時間がかかり、紛失リスクがあることです。
Excelのメリットは、コストを抑えてデジタル化でき、簡易的な自動集計が可能な点にあります。

一方、同時編集が難しく、入力ミスやデータ破損のリスクがデメリットです。

Excelで車両管理を行う場合、どのような点に注意すべきですか?

Excelで車両管理台帳などを運用する際は、ヒューマンエラーを防ぐ工夫が重要です。
入力規則機能を活用して日付や数値の形式を統一したり、関数が入ったセルを保護して誤操作を防いだりといった対策が有効です。

また、複数人での編集中にデータが破損するリスクを避けるため、編集ルールを明確にし、定期的にファイルのバックアップを取ることを徹底しましょう。

車両管理を紙やExcelからシステムに切り替えるべきなのは、どのようなケースですか?

管理台数が増え、予約の重複や記録ミスが頻発するようになった場合は、システムへの切り替えを検討すべきです。
また、アルコールチェック記録の管理など、法令遵守をより厳格に行う必要がある場合も同様です。
さらに、車両の稼働データを分析してコスト削減を図りたいなど、Excelの簡易集計では不十分と感じた時も、車両管理システムへの移行が有効な解決策となります。

まとめ

車両管理の方法には、手軽な紙や低コストでデジタル化できるExcel、そして業務を大幅に効率化する車両管理システムといった選択肢があります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、最適な方法は企業の規模や管理体制によって異なります。
紙やExcelでの管理に限界を感じ、より高度なコンプライアンス遵守やコスト削減を目指すのであれば、車両管理システムの導入が有効です。

本記事を参考に、自社の課題を解決する最適な管理方法を見つけてください。

「社有車」「社用車」
関連ソリューションのご紹介

  • ▼その他法人様向けPCソリューションのご紹介

    法人様向けPCソリューション