メインコンテンツに移動

検索 キーワードを入力してください

  1. dynabook.com
  2. 法人のお客様(ビジネスPC・ソリューション)
  3. サービス・ソリューション
  4. PC管理の見えないコストとは?企業の資産を守るTCO(総保有コスト)削減術

PC管理の見えないコストとは?企業の資産を守るTCO(総保有コスト)削減術

多くの企業では、パソコン(PC)の購入費用ばかりに目が行きがちですが、実際にはその後の運用管理にも多くのコストが発生しています。
これらは「見えないコスト」と呼ばれ、企業の資産に大きな影響を与えかねません。
適切な管理方法を導入しなければ、人件費の増大や業務効率の低下を招きます。


本記事では、管理PCに潜む見えないコストの正体を解き明かし、TCO(総保有コスト)を削減するための具体的な方法を解説します。


この記事でわかること

  • ・PC管理に潜む人件費や機会損失など「見えないコスト」の正体
  • ・見えないコストを発生させてしまう旧来の管理方法が抱える課題
  • ・TCO(総保有コスト)を削減するための具体的なアプローチ

PC管理に潜む「見えないコスト」とは?TCO(総保有コスト)の重要性

TCO(Total Cost of Ownership)とは、PCの調達から廃棄までのライフサイクル全体で発生する総費用のことです。
多くの企業では、パソコン本体の購入費用である「見えるコスト」は把握していますが、その裏に隠れた人件費や機会損失といった「見えないコスト」を見過ごしがちです。
企業のIT資産を最適化し、競争力を維持するためには、このTCOの観点から管理PCの現状を正確に把握することが不可欠です。
PCのライフサイクル管理については「LCMの基本と導入ステップ」で詳しく紹介しています。

PC管理における「見えないコスト」の具体的な4つの正体

パソコンの管理において、日常業務の中に埋もれてしまいがちな「見えないコスト」は、大きく分けて4つの種類が存在します。
これらを認識することが、コスト削減の第一歩です。
具体的にどのようなコストが潜んでいるのか、その正体を一つずつ見ていきましょう。

正体1:情報システム部門の担当者が費やす管理工数と人件費

情報システム部門の担当者は、PCのキッティングやソフトウェアのインストール、トラブル対応、棚卸しといった日常的な管理業務に多くの時間を費やしています。
これらの作業一つひとつは目立ちませんが、積み重なると膨大な人件費となります。
本来はより戦略的なIT企画に割くべき担当者のリソースが、こうした定型的な管理業務に消費されていること自体が、企業にとって大きな見えないコストといえます。

正体2:PCの不具合や故障による業務停止が引き起こす機会損失

適切な管理が行き届いていないと、パソコンの突然の故障やOSアップデートに伴う不具合が発生しやすくなります。
従業員のPCが使えなくなると、その間の業務は完全に停止してしまいます。

この業務停止時間は、本来得られるはずだった売上や生産性の機会を失う「機会損失」というコストにつながります。
一台の故障が、組織全体の生産性を低下させるリスクをはらんでいます。

正体3:ソフトウェアライセンスの過不足や遊休資産の放置

従業員の異動や退職に伴い、使われなくなったPCが放置されるケースは少なくありません。
これらのPCにインストールされたソフトウェアライセンスの費用を払い続けていれば、それは明らかに無駄なコストです。

一方で、ソフトウェアをインストール可能な台数を超えてインストールした場合(ライセンス数が不足している場合)は多額の損害賠償金をソフトウェアベンダーに支払った事例などコンプライアンス違反のリスクが生じます。
正確な一元管理ができていない状態は、資産の無駄遣いや法的リスクという二重のコストを生み出します。

正体4:セキュリティインシデント発生時に想定される莫大な損害

管理が行き届いていないPCは、OSやソフトウェアが最新化されず、セキュリティ上の脆弱性を抱えがちです。
このようなPCが社内ネットワークに接続されていると、ウイルス感染や不正アクセスの温床となりかねません。
一度情報漏洩などのインシデントが発生すれば、システムの復旧費用、顧客への損害賠償、企業の信用失墜など、事業の存続を揺るがしかねない莫大な損害につながる可能性があります。

個別のファイル管理の不備も大きなリスク要因です。

なぜ見えないコストは発生する?旧来の管理方法が抱える課題

管理PCにおける見えないコストは、特別な要因ではなく、多くの企業で当たり前とされてきた旧来の管理方法そのものに起因しています。
特に、手作業に依存した管理体制は、非効率やリスクの温床となりがちです。
ここでは、具体的にどのような管理方法が課題となっているのかを解説します。

Excel台帳での手作業管理が引き起こすヒューマンエラーと情報の形骸化

多くの企業でいまだに行われているExcelファイルによる管理台帳は、手軽に始められる反面、多くの課題を抱えています。
手作業での入力は、記載ミスや更新漏れといったヒューマンエラーを誘発しやすく、情報の正確性を損ないます。

また、担当者ごとに管理方法が異なると属人化が進み、組織としての一元管理が困難になります。
結果として、PCの移動や構成変更が反映されず、台帳の情報が実態と乖離し、形骸化してしまいます。

PCの利用状況が不透明でリアルタイムな現状把握ができない

手作業での管理では、「誰が、どのパソコンを、どこで、どのように利用しているか」といったリアルタイムな状況把握が困難です。
このため、部署を異動した従業員が使わなくなった管理PCが放置されたり、ソフトウェアのライセンス違反が発生したりするリスクが高まります。
また、トラブル発生時にもPCの正確な所在地やスペックが即座にわからないため、対応が遅れ、業務への影響が拡大する原因にもなります。

PC管理の見えないコストを削減するための具体的な3つの方法

旧来の管理方法が抱える課題を解決し、見えないコストを削減するためには、具体的な対策が必要です。
ここでは、管理PCの業務を効率化し、コストを最適化するための代表的な3つの方法を紹介します。
自社の状況に合わせて、これらの方法の導入を検討することが重要です。

方法1:IT資産管理ツールを導入して定型業務を自動化する

IT資産管理ツールを導入すれば、PCのハードウェア情報やソフトウェアのインストール状況といったインベントリ情報を自動で収集できます。
これにより、手作業による台帳更新の手間がなくなり、ヒューマンエラーを防ぎます。
システムによる情報の一元管理が実現するため、常に正確で最新の情報をリアルタイムに把握でき、ライセンスの過不足管理やセキュリティパッチの適用状況確認といった定型業務を大幅に効率化できます。

方法2:PCの調達から廃棄までを専門業者にアウトソーシングする

PCの選定・調達から、キッティング(初期設定)、配送、日々のヘルプデスク業務、故障時の修理対応、そして最終的なデータ消去と廃棄に至るまで、PCのライフサイクル全体を専門業者に委託する方法です。
この方法を採用することで、情報システム部門の担当者は煩雑なノンコア業務から解放され、本来注力すべき戦略的な業務に集中できます。
専門知識を持つ業者に任せることで、業務品質の向上も期待できます。

方法3:DaaSやレンタルサービスを利用して「所有しない」PC管理へ移行する

DaaS(Desktop as a Service)やレンタルサービスは、PCを資産として「所有」するのではなく、月額料金で「利用」する管理方法です。
これにより、PC購入に伴う初期費用や固定資産税、廃棄コストが不要になります。
運用・保守はサービス提供事業者が行うため、管理工数を大幅に削減可能です。

データはクラウド上のストレージに保存されるため、セキュリティの向上や柔軟なネットワーク環境の構築にもつながります。

PCの利用状況を可視化する「PCアセットモニタリングサービス」とは

Dynabookが提供する「PCアセットモニタリングサービス」は、「だれ」が「どこ」で「どんな状態」の管理PCを使っているかをポータル上で一元的に可視化する独自の台帳管理システムです。
専用の情報収集ソフトをインストールするだけで、PCの位置情報や健康状態、セキュリティ状況などのデータを自動で収集します。
他社製PCもまとめて管理でき、PCの紛失防止や故障によるダウンタイムの低減、棚卸しの効率化に貢献します。
PCアセットモニタリングサービスについては「PCアセットモニタリングサービス」で詳しく紹介しています。

PC管理の見えないコストに関するよくある質問

ここでは、管理PCやパソコンの運用における見えないコストに関して、多くの担当者が抱える疑問に回答します。
コストの具体的な内容から、管理方法の見直し方まで、よくある質問とその答えをまとめました。

PC管理の見えないコストには、具体的にどのような費用が含まれますか?

人件費、機会損失、過剰なライセンス費用、セキュリティインシデント発生時の損害などが含まれます。
具体的には、情報システム担当者の管理PCに関する作業工数、PC故障による業務停止、未使用ソフトウェアの費用、情報漏洩時の対応コストや賠償金などが挙げられます。

ExcelでのPC管理をやめたい場合、何から手をつけるべきですか?

まず現状の管理項目と課題を整理し、目的を明確化する作業から始めます。
現在の管理ファイルで何を把握したいのか、どこに工数がかかっているのかを洗い出しましょう。
その上で、課題解決に必要な機能を備えたツールを選定するか、アウトソーシングを検討するという方法が有効です。

目的を定めないと、手段の一元管理そのものが目的化してしまうため注意が必要です。

IT資産管理ツールとPC管理のアウトソーシングは、どう使い分ければ良いですか?

社内リソースで対応できる範囲と、外部に任せたい業務範囲によって使い分けるのが良い方法です。
情報の一元管理や定型業務の自動化を主な目的とするならツールの導入が適しています。
一方、キッティングや修理対応といった物理的な作業まで含めて効率化したい場合は、アウトソーシングの活用が効果的です。

両者を組み合わせて利用する方法もあります。

DynabookのサービスがPC管理の課題を解決できる理由

Dynabookが提供する「PCアセットモニタリングサービス」は、単なる情報収集システムではありません。
PCメーカーとしての長年の知見と技術力を活かし、多くの企業が抱える管理PCの課題に対して、多角的な解決策を提供します。

PCメーカー独自の技術で紛失・盗難時のデータ漏えいを遠隔で防ぐ

PCの紛失・盗難時には、情報漏洩リスクの低減が重要な課題となります。Dynabookの提供するセキュリティ機能には、データ消去プログラムの利用やデータ消去サービスが一部含まれており、これらを活用することで、企業の情報資産を保護し、重大なセキュリティインシデントの発生を抑制することが可能です。

PCの健康状態をモニタリングし、突然の故障による業務停止を未然に防止

「PCアセットモニタリングサービス」は、各パソコンのバッテリー状態やストレージの空き容量、ブルースクリーンの発生頻度といった「健康情報」を自動で収集・モニタリングします。
故障の予兆を事前に検知し、管理者にアラートで通知することが可能です。
これにより、突然の故障で業務が停止する事態を未然に防ぎ、計画的な修理や交換を行えるため、管理PCのダウンタイムを最小限に抑えられます。

収集データの分析結果から、より効率的なPC運用とコスト削減を支援

本サービスは、収集したデータを分析し、CPUやバッテリーへの負荷が高いPCを特定して管理者に通知します。
これにより、利用者の業務内容に対してPCがオーバースペックあるいはスペック不足であるといった実態を把握可能です。

分析結果は、次回のPC調達計画を最適化するための客観的な判断材料となり、無駄な資産投資の抑制や、従業員のリソースに合わせた適切なPC配置の実現に貢献します。

まとめ

PC管理には、購入費用という「見えるコスト」だけでなく、担当者の人件費や機会損失、セキュリティリスクといった数多くの「見えないコスト」が潜んでいます。
Excelなど旧来の手作業による管理方法では、これらのコストを増大させるリスクがあり、根本的な解決にはなりません。
IT資産管理ツールの導入やアウトソーシングは、これらの課題を解決する有効な手段です。

中でも、PCの利用状況から健康状態までを可視化し、セキュリティ対策やコスト最適化まで支援するソリューションの活用が、これからの企業PC管理において重要となります。

PCアセットモニタリングサービス
関連ソリューションのご紹介

  • ▼その他法人様向けPCソリューションのご紹介

    法人様向けPCソリューション