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モビリティ

新V シリーズは、長年にわたり培ってきた高密度実装技術やシミュレーション技術を投入し、薄さ、軽さを追求しながら高い剛性を確保。さらに、約17時間 *1 のバッテリー駆動時間や、バッテリーがなくなっても30分の充電で約7時間 *1 のバッテリー駆動ができる急速充電機能を備えるなど、隅々までモビリティを追求しました。

製品イメージ

薄軽と強さ。
両立のカギは、
高密度化とシミュレーション。

どこへでもストレスなく持ち歩ける、薄さ、軽さ。それだけでは高いモビリティとは言えません。移動中の衝撃や振動など、さまざまな負荷に耐える強さがあってこそ、毎日安心して使うことができます。そのために、これまで培ってきた高密度実装などの薄型・軽量化技術を進化させつつ、薄く軽くする部位の強度アップなどを図るため、さまざまなシミュレーションを実施。その結果を生かし、高負荷のかかるヒンジの構造や素材を見直したり、パームレスト部に補強リブ構造を採用して剛性を高めるなど、気がねなく持ち歩ける強さを確保しています。

製品イメージ

高密度実装技術

東芝ノートPCの30年以上にわたる歴史は、高密度実装技術の進化の歴史でもあります。筐体を小型化・薄型化するために、プリント基板設計、回路やデバイス設計、部品実装技術など、さまざまな高密度実装技術を磨き上げてきました。新V シリーズでは、部品の配置を最適化する高密度実装技術に加え、独自の配線ガイドラインを用いて基板設計を再検討。配線を短くしたり、逆に長くしたりなどフレキシブルな設計を駆使して、従来機dynabook KIRA V83 *2 に比べ、基板面積を14%小さくすることに成功しています。

構造設計・筐体設計技術

機能や性能、堅牢性を損なわず、より薄くより軽いボディを実現するために、細部の部品まで一つひとつ入念に検討しました。キーボードを底面で支えるアルミプレートは約0.2mmに薄型化。冷却ファンも、性能を維持したまま約3.7mmに薄型化。筐体には、軽さと強さを両立し、質感も高いマグネシウム合金ボディを採用しています。

薄型軽量アルミプレート

キーボードのプレートは、約0.2mmに薄型化。さらに、必要な強度を確保しながら、プレートに多数の穴をあけて軽量化を図っています。

薄型軽量アルミプレート

高寿命薄型冷却ファン

筐体内の放熱に欠かせない冷却ファンは、従来機dynabook KIRA V83 *2 のファンよりも薄い約3.7mmの薄型冷却ファンを採用。冷却性能を維持したまま、薄型・軽量化を実現しています。また、耐久性が求められるハードディスクの軸受け技術を応用した軸受けを採用することにより、従来よりも寿命がアップしました。

薄型・高寿命冷却ファン

軽量で強度に優れたマグネシウム合金ボディ

鋳造が難しいとされるマグネシウム素材を使い、軽く薄く、しかも強いボディをつくり上げました。ここにも、長年のノウハウから生まれた筐体設計技術が生かされています。

軽量で強度に優れたマグネシウム合金ボディ

シミュレーション技術

30年以上にわたるノートPCづくりで培ってきた高密度実装などの薄型・軽量化技術を進化させつつ、薄く軽くする部位の強度などを確保するため、さまざまなシミュレーションを実施。強度、変形、熱応力、振動、衝撃など、部位ごとに求められる基準を満たしているかを繰り返しシミュレーションすることで、設計段階から不具合の芽を摘むことができるようになりました。
たとえば、スピーカー穴周辺では、harman/kardon®からの要望を受け、穴を拡大した場合に強度が確保されるかをシミュレーション。穴の大きさと強度の最適なバランスを導き出しています。さらに、各部位のシミュレーションを組み合わせた「まるごと解析」を実施して、全体のバランスも最適化。薄型軽量ボディと堅牢性の両立を実現しています。

部分から全体まで、シミュレーションを実施

部分から全体まで、シミュレーションを実施
シミュレーション画像では、特定の場所に荷重すると、変位量に応じて赤→黄→緑→青の色分布が表示されます。その色分布が意図どおりになっているかを確認しながら調整を繰り返します。

パームレスト部のシミュレーション例

初期段階では基準の強度を満たしていなくても、シミュレーションを繰り返すことで、薄型軽量と強度のバランスを最適化しています。たとえば、高負荷のかかるパームレスト部にはシミュレーション結果から補強リブ構造を採用し、耐久性と操作感を向上させました。

初期段階
初期段階
→
最終段階
最終段階

剛性を36%アップ

シミュレーション結果に基づき、補強リブ構造を採用(右図赤い部分がリブ)。パームレスト部の剛性が確保され、キー入力とクリックパッドの操作感が向上しています。

剛性を36%アップ

ヒンジシミュレーションを見る

充電の新しい仕組みが、
バッテリーの不安を
解消します。

新Vシリーズを開発するにあたり、これまでノートPC づくりで培ってきた充電制御技術をさらに進化させました。この一台を、家でも、モバイルでも、タブレットとしても使うなら、バッテリーの充電時間が重要だと考えたからです。たとえば、朝出かける前に充電をし忘れていることに気づいたら、わずかな時間で一定量を充電できる。しかも、バッテリー寿命への影響も少ない。そんな使いたくなる充電方式「お急ぎ30分チャージ *3 」を搭載しました。必要なときにサッと充電できて、バッテリー寿命も長持ち。充電の不安を解消できます。

30分の充電で
30分の充電で
→
約7時間利用できる
約7時間 *1 利用できる

わずか30分の充電で約7時間 *1 のバッテリー駆動。
「お急ぎ30分チャージ *3

新しい充電制御技術を取り入れた「お急ぎ30分チャージ *3 」は、わずか30分で約7時間 *1 のバッテリー駆動ができる容量を充電できます。バッテリーの状態をソフトウェアで監視し、約50%になるまでは大電流を供給して充電時間を従来より高速化。以降は段階的に電流を下げて充電を続けることにより、スピーディに充電しながらバッテリーを長持ちさせることができます。15分なら約3.5時間 *1 のバッテリー駆動分を充電可能。お出かけ前はもちろん、講義や会議の合間でもサッと充電できるので安心です。

充電制御比較

お急ぎ30分チャージ *3

お急ぎ30分チャージでは30分間で40%まで充電

お急ぎ30分チャージでは30分間で40%まで充電

30分間の充電量での比較

100%充電されるまでのグラフ

従来の充電方式

従来の充電方式では30分間で30%まで充電

従来の充電方式では30分間で30%まで充電

30分間の充電量での比較

100%充電されるまでのグラフ

開始直後は急速充電、後半はゆっくり充電でバッテリーが長持ち

バッテリーの充電時間と駆動時間

バッテリーの充電時間と駆動時間
※バッテリー駆動時間は、PCが電源OFFまたはスリープ時にバッテリー残量が0%の状態から充電した場合の時間です。

回る。止まる。ガタつかない。
高信頼性2軸ヒンジ。

360°回転するディスプレイのヒンジには、回転しないディスプレイのヒンジよりも高い負荷がかかります。2in1コンバーチブルPCならではのこの課題に、ヒンジの構造を一から考え直しました。大きなチカラになったのは、ここでもシミュレーションです。ヒンジの強度設計を多角的に検証し、2軸ヒンジ構造を採用。頑丈でガタつかず、見やすい角度に固定でき、回転もスムーズ。長く快適に使い続けるための高信頼性2軸ヒンジが、ここにあります。

製品イメージ

耐久性を確保した2軸ヒンジ構造

高負荷のかかるヒンジの耐久性を確保するため、開閉時の応力をシミュレーションし、2軸ヒンジ構造を採用しました。1軸(ディスプレイ側)が0°~180°まで開き、2軸(キーボード側)が180°~360°まで開くことで、負荷を分散し、さらに1軸はシャフト一体構造を、2軸は高強度スチールを採用することで、耐久性を確保 *4 。頻繁にスタイルチェンジを繰り返しても安心です。この2軸ヒンジは、構造的に小さくすることができ、またフラットスタイルにした場合でも、排気口をふさがないので高いパフォーマンスを維持できる、というメリットもあります。

製品イメージ
2軸ヒンジ構造の応力シミュレーション例
2軸ヒンジ構造の応力シミュレーション例
2軸ヒンジ構造の動作制御

360°開閉試験で実機検証も

360°回転ヒンジの信頼性を高めるのは、シミュレーションだけではありません。360°開閉試験機を用いて、実際にディスプレイの360°開閉を連続して20,000回以上実施。高い負荷のかかるヒンジへの影響を確認しています。

20,000回以上

360°開閉試験機

※無破損・無故障を保証するものではありません。

あなたのお手元に届くのは、
何重もの検査をクリアした
一台です。

新Vシリーズは、2in1コンバーチブルPCとして高い堅牢性を確保するために、自社工場で品質評価と品質管理を徹底して行っています。開発・設計段階では、短時間で数年分のストレスを与えて将来の経年劣化を検証する試験を実施。製造段階でも何重もの検査をクリアするまで試験を繰り返します。さらに、外部機関の試験も実施。こうして丁寧に作り込まれた一台をお手元にお届けします。

アメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠したテストをクリア*5しました

製品イメージ

開発・設計段階高加速寿命試験
「HALT(Highly Accelerated Life Test)」で
数年先に起こりうるトラブルを事前に検証 *4

QUAL MARK™

PCを何年使用したらどのような故障が起きるのか、製品の弱点を見つけ経年劣化の検証を行う「HALT」も実施しています。HALTのリーディングカンパニーQUALMARK 社の検査装置を使って、製品を強い振動や急激な温度変化などが起こる過酷な状況に置き、製品が受ける影響を確認。検証した結果を設計、製造にフィードバックすることで、製品開発に生かしています。

高加速寿命試験(HALT)装置の外観
高加速寿命試験(HALT)装置の外観
100℃から最大95℃までの温度変化や、最大50Gまでの振動を同時に与える試験を実施
-100℃から最大95℃までの温度変化や、最大50Gまでの振動を同時に与える試験を実施※写真はVシリーズではありません。

製造段階 厳しい評価基準を設け、
さまざまな自社試験を実施しています *4

使用時に起こりうるさまざまなリスクを想定し、厳しい評価基準を設け、自社での徹底した品質テストを実施。それが、長く快適に使い続けられる製品づくりにつながっています。

コネクタこじり試験

コネクタ部分に「こじり」(回転)によるストレスを加え、接続部の耐久性を確認します。

動画を見る

コネクタこじり試験

キーボードトランポリン試験

押したキーの周囲がどれぐらいたわむかを検証。ミリ単位で測定します。※写真はVシリーズではありません。

動画を見る

キーボードトランポリン試験

dynabookが実施している自社試験を詳しく見る

外部機関 第三者機関での厳しい堅牢性試験もクリア *4

TUV Rheinland Group

厳格な試験を実施することで知られるドイツの認証機関「TUV Rheinland Group(テュフラインランドグループ)」でも耐久試験を受けるなど、多様な信頼性データを集めています。

面加圧試験

液晶カバー全面に均等に100kgfの圧力を加え、液晶パネルが割れないことを確認し、さらにその直後に、正常に動作させる試験をクリアしました。

動画を見る

面加圧試験

落下試験

76cmの高さから落下させ、その直後、正常に動作させる試験をクリア。

動画を見る

落下試験

薄い、軽いだけじゃない。めざしたのは世界最強モバイル。

  • *1 JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)による値。実際の駆動時間は使用環境および設定などにより異なります。
  • *2 2015年秋冬モデル dynabook KIRA V83/Tとの比較。
  • *3 PCが電源OFFまたはスリープ時にバッテリー残量が0%の状態から充電した場合の数値。バッテリー残量が0%を超えている状態で充電した場合は、充電後の駆動時間は7時間以上(JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver.2.0)による値)となります。バッテリーは消耗品であり、バッテリー充電時間に対するバッテリー駆動時間は、バッテリーの経年劣化によって変化します。
  • *4 無破損、無故障を保証するものではありません。これらのテストは信頼性データの収集のためであり、製品の耐落下衝撃性能や耐加圧性能をお約束するものではありません。また、これらに対する修理対応は、無料修理ではありません。落下後はかならず点検・修理(有料)にお出しください。
  • *5 MIL規格に基づいて、一部当社が設定した試験条件に従い試験しています。無破損、無故障を保証するものではありません。これらのテストは信頼性データの収集のためであり、落下、衝撃、加圧、浸水または使用環境の変化などに対する製品の耐久性をお約束するものではありません。また、これらに対する修理費用は、無料修理ではありません。
  • ■画面はハメコミ合成です。
  • ■画面は実際のイメージとは異なる場合があります。Windowsストアアプリは別売です。ご利用になれるアプリは国/地域によって異なる場合があります。

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