「解決!!煩わしいPCの運用管理から解放される方法をお教えします。」
多くの情報システム部門(IS部門)では人員、人材不足が大きな課題となっています。その結果、その部門で本来行うべき業務に注力できず、日々、PCのメンテナンスに多くの工数を割かざるを得ないのが現状です。能瀬は、そのような悩みを抱える企業の課題の解決を支援するものとして、PCのライフサイクル全体をマネジメント(LCM)する「クライアントPC LCMサービス」を紹介しました。
Windows 7サポート終了を迎える2020年は、多くの企業でWindows10への移行が計画されています。IS部門では、従来の業務に加えて、移行に伴い「PCのリプレース」「既存PCの廃棄とデータ消去」「社員教育」「問い合わせ対応」などが、発生します。
さらにスマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスの急増により、ビジネスでも多種多様なデバイスが使われるようになりました。IS部門にとってはWindows、Android、iOSと複数のOSが混在する環境でのデバイス導入、セキュリティ、資産管理が必要となります。もちろん、業務効率化、コストダウン、IT戦略による経営への貢献などもIS部門の重要な業務です。
「こうした企業のIS部門の悩みにお応えするのが、IT機器のライフサイクルをサポートするLCMサービスです。東芝PCはもちろん他社製PC、ソフトウェア、周辺機器のサポートも含め、ハードウェアの調達や煩わしい運用管理サービスをすべてワンストップでご提供します」
運用フェーズでは、入出庫管理、ヘルプデスク、棚卸、資産管理などのメニューを用意しています。例えば、お預かりしている保管PCを、新入社員採用、人事異動、講習会などの必要なタイミングで、キッティングして利用環境に合わせて出荷したり、障害発生時に代替機を迅速に手配するとともに、障害を起こしたPCを回収したりします。
このような運用の効率化のために、セキュアなポータルサイトも用意しています。お客様はインターネットを介して、専用のページを開き、PCの手配などを依頼したり、リアルタイムで進捗状況を確認したりできます。
資産管理サービスでは、使用中の資産管理システムとの連携が可能です。一般的な資産管理システムはPCにエージェントを導入し、スペックや製造番号などを動的に取り込みます。しかし、設置場所や使用者名などの情報は取り込めませんので、それら不足する情報は東芝クライアントソリューション株式会社が代行して入力します。また、棚卸しにおいても、実際に存在する資産と差異がないかを確認します。
保守フェーズでは、エンジニアが訪問するオンサイト保守、預かりに伺うピックアップ保守、お客様にお送りいただくセンドバック保守、修理後のキッティング、データ復旧などを行います。撤去、更新のフェーズでは、データの消去や消去証明書の発行、古いPCの買い取りや再資源化などを行います。
「最近では、高速なSSD搭載PCも増えてきました。せっかく高速なSSDですが、HDD用のデータ消去ツールを用いても短時間での消去ができません。そこで独自にSSD用のデータ消去ツールを開発し、短時間で消去できるようにしました。独自開発なので、将来新しいタイプのSSDが登場しても改良を加えて対応できます」
またLCMサービスよりも手軽なサービスとして、モバイルレンタルパックにも言及しました。モバイルレンタルパックは、月額レンタル料金でPCを利用できるサービスです。故障時には代替機も利用できます。
これらのサービスを一手に引き受けているのが東芝クライアントソリューションの総合サポートセンターです。LCMだけでなく、キッティング、修理、コールセンター、リサイクルなどの機能を集約して、真のワンストップソリューションを実現しています。
最後に能瀬は、これらのサービスを利用しているお客様の事例を紹介しました。
事業を全国展開しているA社では、20,000台にのぼる大量のPCの管理が課題でした。台数が多いため、配布、入替、回収にかかるダウンタイムを短縮し、セキュアで確実に運用するため、LCMサービスをご利用いただいています。
事業拡大により急成長しているB社では、管理対象となるPCの増加が課題でした。また、部門により活用方法が異なるため、PCのマスタイメージも種類が多く、その管理運用にも頭を悩ませていましたが、LCMサービスを利用することで、異なるマスタ、設定に柔軟に対応して、解決しています。
PCだけでなくタブレットを活用しているC社では、IS部門の負担が課題でした。使用しているデバイスの台数も多く、リース機器の保管や返却の処理も負担でした。これもLCMサービスで解決しています。
「非常に手間のかかるクライアントPCの運用管理は、煩わしいものです。その負担を軽減するためクライアントPC LCMサービスをぜひご検討ください」